8/26版
何となく体がだるく、体調でも悪いのかと思いましたが、今日の最高気温が35.6度と知って納得。1週間ぶりの35度超。夕べは12日ぶりの熱帯夜でした。 カッと照っている時は夏の空ですが、ふと気が付くと秋茜が空高く飛び回る秋の空。 ♪ 3歩進んで2歩下がる・・・ 夏と秋を行き来しながら、次第に秋に移り変わっているのを実感します。 正岡子規は雲を「春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如し」と表現しています。もくもくと湧いてくる入道雲は、確かに岩のようでもあります。 京都では、この入道雲に、やってくる方向によってニックネームが付いています。
今年は、入道たちもさほど大暴れしませんでした。 入道雲のような夏に見られる雲は垂直に発達するのが特徴です。秋の雲は水平に流れるようなものが多く、子規はそれを砂を刷毛で掃いたようだと表現したのでしょう。 夏の高気圧の力が弱り、夏と秋の入れ替わっていく今頃は、いろいろな雲が見られる面白い時期です。 水 を の む 猫 の 小 舌 や 秋 あ つ し 徳田秋声
木が弱っているのではないかと心配した職員が、ボクに「大丈夫でしょうか?」と聞いてきました。どうして例年より少し早いのかボクにもわかりませんが、今年は梅雨以降の雨も少なかったので、それが影響しているのかも知れません。 枝先の色変わりを見て、今年の紅葉が美しいか否か、そろそろにわか植物学者のアマチュアカメラマン予想が聞かれるでしょう。 「萩は咲いていますか?」「見頃はいつですか?」という問い合わせも始まる頃です。萩はまだほとんど咲いていません。見頃は9月中旬以降です。紅葉の見頃はさっぱりわかりましぇん。 境内は相変わらず夏枯れの状態が続いています。
今年の3月、八坂神社では延暦寺の僧侶と八坂神社の神職が合同で「祇園社法華八講」の儀式が約200年ぶりに営まれました。 先日、長岡天満宮で行われた放生会には、近くの10社寺の神職・僧侶が参加。9月に石清水八幡宮で行われる放生会には、延暦寺の僧侶が出仕。これも旧来の儀式を昨年から復活させたものだそうです。 日本の仏教と神道は、相互に影響を受け合いながら長い時間をかけて様変わりしてきました。明治に「神仏分離令」が出され、仏教と神道は政治的に分断されましたが、それはそれまでに培ってきた日本人の精神文化にとっては不条理なことだっただろうと思います。 神も仏もキリストも、崇敬の対象となりうるものはあまり区別なく拝むのが日本人の宗教観。そういう意味で、仏教と神道の“宗教協力”は、日本人の魂にマッチしたものだろうと思います。 しかし、こう暑いと、“神も仏もあるものか!”と思う人がおられるでしょう。 夏休みも終わりますね。 夏 休 み 果 つ よ 音 痴 の ハ ー モ ニ カ 中谷朔風 |