9/24版
9時頃になって急に雲がかかってきて、あっという間に雨が降り始め、遠くから雷の音も聞こえてきました。珍しく、今日の天気予報はドンピシャ。 更新の写真を撮りに出ようと思っていた矢先だったので、すっかり出鼻をくじかれました。 雨の中、カメラを濡らさないようにしながら苦労をして写真を撮ったのですが、お昼過ぎには晴れてきました。レーダーで雲の様子を見たら、雨雲が散らばっています。案の定、3時頃には、大雷鳴がとどろき、スコールのような雨。それもすぐに上がって、曇り空。 今日は、晴れたり降ったり曇ったり、秋雨前線に翻弄された蒸し暑い日です。 萩 に ふ り
京都も21日に記録を更新し、23日も30度を超えて、今年94日目の真夏日となりました。 2000年までの過去30年間の真夏日の平均は66.4日。冷夏だった去年は61日でしたから、いかに今年の夏が暑かったかわかります。 東京の現在までの真夏日は69日。やはり京都の夏は並大抵ではないことがわかります。 府立植物園では、イロハモミジが赤く色づき始めたそうです。 植物園の担当者は「こんなことは初めてで、夏の異常気象が原因かも……今夏は猛暑だったうえ、日によって寒暖の差が激しかったので、秋が来たと木が勘違いしたのでは」と首をひねっているとか。 そういえば、本堂前の「花の木」のてっぺんの色がどんどん変わっていっています。今年の紅葉は、いったいどうなるのでしょう。
28日は旧暦8月15日、「十五夜」「中秋の名月」です。 残念ながら、ここしばらく影をひそめていた台風が沖縄近くまでやってきていますので、名月が見られるかどうかは微妙です。 「十五夜に月なく、十三夜に曇りなし」という言葉があります。「中秋の名月、10年に9年は見えず」と書き記した人もあります。十五夜の頃の晴天率は40%弱で、スカッと満月を見るのは、なかなか難しいことです。 このような行事は、ずいぶん地方色があります。それも、テレビの影響でだんだん「平均化」されつつありますが、その違いにはきっとそれぞれ深い意味があるはずです。 たとえば、お月見に供える団子は丸いのが一般的ですが、平たくして真ん中に窪みをつけたり、餡をのせたり、里芋に似せて片方をとがらせたりするところがあります。 供えた後のススキでも、庭や門口の垣根、大根畑などに挿しておいたり、庭の木に縛りつける、屋根の軒に挿す、あるいは茎で箸を作って食事をするという地方があります。ススキを供えるのは単に季節の花だからというのではなく、そこに呪術的な意味が込められているからのようです。 その他、十五夜の晩だけは人の畑に入って作物を盗んでよいとか、海で網曳きをするという地方があったりします。 こうして調べていくと、大いなる自然の中で人間が生きていくうえで、日本古来の「初穂祭」とも重なる十五夜が、とても大切な行事であったことがよくわかります。
お彼岸に墓参に来た子供たちに、「運動会はいつ?」と聞いてみたら、ほとんどは今月中の土日・祝日だということでした。今年の「体育の日」は10月11日ですが、その頃に運動会をする学校はほとんどなさそう。この蒸し暑く、不安定な天気の頃に運動会をするのは、どうしてなのでしょう? 真如堂のある学区の小学校は、児童数が減ったために、午前中で運動会は終わってしまい、低学年はお弁当を食べて下校するのだそうです。さみしいですね。 文化祭も、高校などではすでに終わった学校が多いようです。文化の秋はどこへやら。天高い秋に、教室の中でコツコツお勉強とは、何とももったいない話です。 「天高く馬肥ゆる秋」と聞いて、「ダイエットしなきゃ!」と敏感に反応された方もおられるのではないですか? 本来この言葉は、「秋になると北方騎馬民族( 秋になって美味しそうなものを見れば、ついつい…。秋には気持ちを引き締めなければという意味では、同じですね。 恋 び と よ 砂 糖 断 ち た る 月 夜 な り 原子公平 |