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落ち葉焚きの煙もまだ少ない今年
 師走最初の週末。紅葉を愛でる最後の週末。朝から、小雨が降ったりやんだり。夕方になって、少し日がさすようになってきました。
 暖かく紅葉の遅かった今年、京都の11月の平均気温は平年より2.5℃も高く、観測史上最も暖かかったようです。
 冬野菜の成長が早すぎて出荷せざるを得ず、市場への入荷量が多いの反して、鍋をする人が少なくて需要が伸びずに、価格は昨年の半額程度に落ち込んでいるとか。冬物衣料や暖房器具が売れないなど、冷夏に続く暖冬に頭を痛めている人も多いようですね。
 それでも、冬鳥が群をなして飛び回る光景が見られるようになってきました。暖かいといっても、確実に季節は移ろいでいます。


枯れ葉がいっぱい付いたままのもみじ
 本堂前付近の紅葉は、ほぼ終わりといいたいところですが、遠目には“赤い”葉っぱが枝にいっぱい付いています。でも、その“赤い”葉っぱは、近づいて見ると、実体は茶色くカラカラに乾いて縮れんだ枯れ葉です。
 紅葉の遅い年は、枝に付いたままで枯れてしまう葉がよく見られます。「今年もひょっとして…」と思っていたら、案の定、しかもたくさんの木でそういう現象が見られます。
 そんな枯れ葉でも、ライトアップすると赤く見えるらしいです。明日までライトアップしている高台寺・清水寺。夜が狙い目かも知れませんよ。


本堂裏の紅葉
 本堂の裏も、天気のよい日に遠目に見れが、きれいに見えるでしょう。でも、あまり近づいて見ないほうがいいかも知れません。
 例年、一面に見られる赤い絨毯の散り紅葉。枝についている時からカラカラに乾いていて縮れている今年は、散って敷き詰められた時も“茶色い絨毯”。
 写真を撮っている時に東参道を登って来られた方は、「わぁーきれい!」と感嘆の声をあげておられました。
 「今年は最低」などと贅沢なことが言えるボクは、幸せなのか、不幸なのか…。最高の紅葉を、訪れる人すべてに見ていただきたいと思ってしまうのですが、それは10年に1度巡り会えるような稀なものです。
 去年は、10年に1度の紅葉でした。


“ブロア”で落ち葉を吹き飛ばして集める作業
 「ブゥーン、ブゥーン」と境内にけたたましい音が響いています。枯れ葉を風の勢いで飛ばして掃除する“ブロア”のエンジン音です。
 これからが落ち葉掃除の最盛期。でも、枝に付いたままの枯れ枝は、一度にではなくダラダラと落ちてきますから、今年の枯れ葉掃除は長引きそうです。
 今は、2日に1度、小さな焚き火ができるほどの落ち葉。落ち葉掃除も例年より遅れています。
 自然と、焼き芋シーズン到来も遅れ気味。今年はまだ1回しかしていません。芋の用意はできているのですが…。
 9日は夏目漱石の命日。漱石の『吾が輩は猫である』の猫のご主人が「苦沙彌」先生。このサイトの名前の起源です。その頃には落ち葉も増えて、「苦沙彌3回…ルル3錠」の日になりますやら。

    猫  に  顔  見  ら  れ  ゐ  る  な  り  漱  石  忌      林 淳実

    焼  芋  を  二  つ  に  折  れ  ば  鼻  熱  し         吹田孤蓬



空蝉と紅葉
 明日は、二十四節気の「大雪」。陽射しはさらに短くなり、寒さが増す時期です。天気予報では、明後日から少し寒くなるようです。
 あまり寒いのもかないませんが、寒くないのも何だか気味が悪いですね。
 大雪から冬至までは半月。そういえば、日に日に明るい時間が減っていって、損をしている気がします。
 「春眠暁を覚えず」と言いますが、朝6時でも薄暗いこの頃こそ、いつもより暁を覚えがたい季節です。時間が来たからといってまだ暗いのに起きず、明るくなるまで寝ていられたら幸せでしょうね。寝るのが大好きなボクですが、昼間でも眠たいのは、ひょっとしたら無呼吸症候群?

 ボーナス、そして忘年会シーズン。飲みすぎ食べ過ぎ、風邪にご注意。ご自愛下さい。