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乱れ咲く萩
 台風が日本海を北上中。お昼前から、普通とは少し違う風が吹いています。
 カンカン照りかと思ったら、急に厚い雲がお日さまを遮ります。やはり、遠い台風の影響なのでしょう。
 10日は最高気温が29.5℃と、久々に30℃を下回りましたが、他は連日34℃以上。今日も35℃の予報ですが、陰っていた分、気温が上がらないかも知れません。

 境内の萩は少し咲き進みましたが、まだ満開ではありません。
 「刈り取った萩で垣根を作るので、今年は春に剪定をしませんでした」と職員が語っていた通り、今年の萩は背が高く、野趣いっぱい。天候の影響か、色も薄く、今年は萩のはずれ年かなぁという気がします。


まだ青々としているモミジからの木漏れ日
 中秋の名月をご覧になりましたか? 京都でも、雲に遮られつつ、大きな満月を見ることができました。
 でも、月を愛でるには夜でもまだ暑く、木々の様子も盛夏と大差はありません。
 人によっては今日から3連休。今朝、五条坂のあたりを通りかかりましたが、すでにたくさんの人がバス停におられました。
 秋の気配にはまだ遠く、盛夏なみの暑さ。特別な見どころにも欠ける今の季節の京都。観光される方が気の毒に思えます。
 阪神タイガースの優勝が今日明日にも決まろうかという頃、京都でも、デパートなどの大型店はいうまでもなく、小さなスーパーでさえ、「祝 阪神優勝」のロゴが踊っています。
 観光で来られた方には、京都でタイガースとは、どうも奇妙な感じではないでしょうか? 大阪商人はこの機をフルに活用しますが、京都の商法にはまだまだ恥じらいが感じられるような気がします。


日が傾いてきた墓所より塔・鐘楼を眺む
 昼前からこのページを作りだしましたが、法要などをしているうちに日が傾いてきました。夕方になるにつれて快晴となり、風もおさまりました。
 先日来の毛虫退治がまだ続いています。桜にはモンクロシャチホコ、椿などにはチャドクガが大発生。葉に毛虫がビッシリついているのを見るとゾッとします。
 あまりに葉を食べられて勘違いし、狂い咲きしている桜もあります。
 毛虫の被害にあったという声も聞きます。毛が刺さった時などは、セロハンテープを貼って毒針毛を取り、そのあと流水で洗い流すのが正しい応急処置。決して手でこすったり掻いたりしてはいけません。
 モミジの葉には、イラ虫(イラガ)がまた発生し出しました。これに刺されると、しびれるように痛みます。葉と同じような色をしていますから、要注意です。
 皆さんもこれからお彼岸などでお寺へ行かれたりする機会が増えると思います。今年は全国的に大発生。チラシなどを出して注意を呼びかけている町もあるようです。ご注意下さい。


       かわいい鵯上戸の花  写真にマウスを載せると画像が変わります
 ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の花が咲き出しました。あちこちで見られるナス科のツル性の多年草。ヒヨドリがこの赤い実を好んで食べる(上戸)ことから名付けられたといいますが、実際に食べたのを見た人はいないらしいです。
 反り返っているのが花びら、長く延びているのが雌しべ、チョコレート色のものが雄しべです。蔓や葉は漢方薬になるそうで、赤い実を酢漬けにしたものはヘルペスにも効くとか。見た目は美味しそうな赤い実。でも、毒があって、食べるのは危険だそうですよ。
 美しいものには毒がある…これ、自然の摂理、世の常?ですね。ご用心。

 9月16日(火)3:00〜4:00まで(予定)、ホームページを置いているサーバーのメンテナンスのためにすべてのサービスが停止し、アクセスできなくなります。ご了承下さい。