5/24版
昨日の夕方前、京の街は雷雨に見舞われました。 「昨日はすごい雨と雷でしたね」と今朝会った人に言っても、「そうですねぇ」と応える人と、キョトンとしている人に、反応が別れます。 真如堂の職員に、バイクで通っている人がいます。4時過ぎ、本堂を閉めて帰る頃には、まだかなりの雷雨だったので、合羽を着てバイクに乗り、北野の天神さんあたりの家に向かったそうです。家についた時には結構ずぶ濡れ。でも、奥さんに、「おとうさん、どうしてそんなにずぶ濡れなの?」と不思議がられたそうです。家の辺りでは、一粒の雨も降ってなかったそうなのです。天神さんの火之御子社の御利益でしょうか? どうやら、真如堂のある左京区では雷雨だったものの、中京区や上京区では降っていないようです。わずか1キロほど離れただけで降ったり降らなかったり。昨日はゲリラ雷雨だったようです。 今日の蒸し暑さは、たっぷり降った雨が、暑い気温に蒸発させられて、あたりを彷徨っているからでしょう。これからはそういうお天気が増えてくるのでしょうね。 草引きをするのに、蚊取り線香が欠かせないようになりました。 ちょっと前まで“高速”だと言われていたISDN。その後、自坊のネット回線もADSLから光ファイバーになり、ISDNは電話とFAXを共用するために残してありました。そのISDNのターミナルアダプターが雷の影響でダウン。あわや買い換えかと思いましたが、電源再投入で回復。LANのハブもエラーが出ていましたが、こちらもセーフ。 ターミナルアダプターは、今までに2回、雷の被害にあって買い換えています。一昨年は、電話の子機が故障したり、インターホンの基盤が焦げたりしました。 雷のエネルギーは、電線や電話線、アースなどから入ってきます。雷用の保安装置が作動するよりも、雷の方が早いようです。 雷神と足の速い守護神 韋駄天が競争したら、どちらが勝つでしょう。 お寺は雷の被害をよく受けます。つい数日前にも、群馬県安中市の天台宗のお寺が、落雷で焼失しました。群馬県は東京に比べると、落雷被害がかなり多いとか。全国の落雷密度マップ、興味深いですよ。 カエデは、花が咲いてすぐに種ができ、あっという間に落ちましたが、モミジはこれから熟すようです。樹によっては、紅葉が終わり葉がすべて落ちても、種だけついているものがあります。 この種は、ヘリコプターのプロペラのようにクルクル回転しながら落ちてきますが、この回転方向について研究した人がおられるとか。 お風呂の水を流す時など、北半球では左まわりの渦ができることはよく知られています。それと同じように、モミジなどの種の落ち方にも方向性があるのかという研究らしいのです。いろいろな研究があるものですね。 研究の結果、回転方向には法則性がないそうです。ただ、カエデ(含 モミジ)の種類によりハネの長さや幅、種子部の質量が異なり、回転速度、落下速度が異なることがあるとか。研究しなくてもわかりそう…。 これを研究した人は、風が吹いて、カエデの種が落ちてくるのをじっと待っていたのでしょうか? 根気がありますね。蚊にも刺されたでしょう。 似た花のアメリカハナミズキに押されて目立たなくなってしまったような感があるヤマボウシ。 「山法師」の名は、花の中央の丸い花穂を坊主頭、4枚の白い花びら(総苞)を白い頭巾に見立て、比叡山の山法師になぞらえて付けられたそうです。 秋には赤くイチゴのような果実ができて食べられますが、やはり鳥や虫の方が目ざとく、ボクは食べたことがありません。 ここ数日、小池のカエルの声がしません。鳥に食べられたのではないかと心配です。 「心配している。すぐカエレ!」と、1行広告を出したい気分です。 |