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早朝は、色濃くなってきた新緑越し朝の光がに斜めに差してきて、清々しい光景でした。 毎朝、6時頃から、朝の散歩やおしゃべりを楽しむ人たちが境内に陣取ります。その次には、犬の散歩をする人たちが三々五々。 今日は、「六阿弥陀」と呼ばれる行事の日で、永観堂や清水寺阿弥陀堂、安祥院、安養寺、誓願寺など、市内の6つのお寺の阿弥陀さんを巡拝する人たちが朝からお参りに来られます。真如堂は、その第1番。6番の誓願寺さんは、新京極の中。洛東から東山を回って、最後は繁華街で一服。よくできたコースです。 まだ、慣れていない巡拝の方でしょうか、本堂の階段に腰掛けて朝のおしゃべりを楽しんでいたお年寄りたちに、「今、係の人が裏のほうの扉を開けたはるさかい、もうすぐ前も開きます。もうちょっと、待ってはったら」と説明を受けておられました。その後、お年寄りたちは、忙しそうに扉を開ける職員の手を止めんばかりに話しかけ、満足して帰られたようです。 雨が降ったら、日課の散歩やおしゃべりもできません。どうして過ごされるのでしょう? 次のトピックスは…本堂前の菩提樹と沙羅の開花でしょうか。6月の半ばになってしまいます。それまで小ネタで繋がないと…。 自坊の庭の紫陽花が咲きだしました。昨年と比べると1週間以上遅いですが、去年は桜も早く、むしろ例外。 咲き出したのは、ガクアジサイの種類。普通の紫陽花の開花まではまだしばらくかかります。 走り梅雨のことを「卯の花腐し」ともいいます。咲いている卯の花を腐らせてしまうことからついた名前で、「せっかく咲いているのに」という恨めしい気持が伝わってきます。 逆に、紫陽花ほど雨のよく似合う花はありませんね。雨に濡れた紫陽花の花。その葉には、蝸牛やカエル…? 無理矢理カエルの話題にもってきました。 自坊の黄菖蒲が、今、満開です。 今朝、その写真を撮っていると、カエルの鳴き声が「グワァー グワァー」とするので、あっちへ回りこっちを覗きして、声の主を捜してみました。 見つけました、モリアオガエル! 今年初お目見えです。 毎年、この池で産卵するモリアオガエル。早ければ、あと10日ほど後、卵塊を菖蒲の葉に生み付けます。 今年も待ってま〜す! 先週見つけたオタマはモリアオガエルのものではないし…結局、何カエルの子? まぁ、何カエルでもいいです。 でも、今日、そのオタマを探しましたが、見つかりませんでした。鳥に食べられちゃったのかなぁ。 朝、写真を撮り、更新ができあがるのはたいてい3時頃。檀家の家にお経をあげに行ったり、寺で法要をしたりという間隙をぬって、なんとかアップ。アップ後も細かい修正をして、ようやく更新が終わります。 日によっては、3回も4回も写真を撮り直しますが、そのお陰で、大発見ということも…。 清々しいと思った今朝でしたが、お昼前に法要をした時はとても蒸し暑く、墓所もムンムン。湿気の多い暑い京都の夏を予感しました。 菖蒲の葉陰のカエルは、涼しそうです。 明 日 は 又 明 日 の 日 程 夕 蛙 高野素十 明日のことは、明日にしましょう。 |