5/10版
連休後半から、気温は上がったり下がったり。この1週間で、一番気温が高かったのが5日の31.1℃、低かったのが8日の13.2℃。最低気温では、7日が20℃、9日が7℃。暖房をつけたり、冷房にしたり、Tシャツになったり、セーターを着たり、もうややこしくてしかたありません。 8日は、横殴りの雨と雷の嵐でした。友人のパソコンが、この雷の被害に遭いました。 京都の雷は、やってくる方向によって、「丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」などと分けられるとか。損害賠償は、太郎? 次郎? 誰に請求したらいいのでしょう? 境内は、まだ新緑鮮やかです。 モミジやカエデの種が、風に舞ってダンスをしているように降ってきて、地面は種だらけ。 湿った腐葉土の上など、種が落ちた場所の条件によってはそれらが発芽し、モミジの幼樹の「林」になることがありますが、それ以上育つことはまずありません。今、大きくなっているモミジは、何万、何十分の1の確率を乗り越えてきた強運者なのでしょう。 先日、市内を車で走っていた時にナンジャモンジャが咲いているのを見かけ、境内の木も咲いてるはずと見に行ったのが、嵐の翌朝。樹下は写真のように、散った花弁だらけでした。 境内のナンジャモンジャはとてもわかりにくい場所にあり、おまけに花を見るのも角度的にとても難しいため、毎日境内を散歩している人でも、この木のことをご存じ方はあまりおられません。 ナンジャモンジャというのは、名前のよくわからない木、珍しい木の総称のようなもので、地方によっては他の木を指すこともあるようです。ナンジャモンジャではなく、「あんにゃもんにゃ」と呼ぶところも…。わからないからと、こんな名前をつけられた木は可哀想。ヘクソカズラよりはましでしょうか? ナンジャモンジャは、雪が降ったように真っ白に花を咲かせることから「雪花」とも呼ばれますが、散った花びらも淡雪のようでした。 境内の他のつつじを見ても、今年は花が少なめ。去年の気候の関係でしょうか。 つつじは年々大きくなりますが、ここまでになると剪定も大変。ハシゴで届く範囲は剪定バサミで何とか、それより高いところは高枝切り。天辺だけはどうしても届かず、上に被さってる梅の木に登って、落ちそうになりながらようよう少し切る程度です。 毛虫などが出だしたと先週書きましたが、先日、小さな亀やオタマジャクシを見つけました。 体長3センチ程度の子亀が、道を歩いていて、危うく踏みつぶしてしまうところでした。親亀もそうですが、子亀も、家と池の間を通っているようです。 庭の小池にいたオタマジャクシは、例年のモリアオガエルのオタマとは違います。もう少し大きいのです。何のオタマか調べようと、カエルのページを検索しましたが、カエルのリアルな写真を見て卒倒しそうになったのでやめました。もう、何のオタマでもかまいません。 サクランボが美味しくなると、恒例のごとく、鳥がやってきます。 ヒヨドリは、次から次へ。今、ヒヨは繁殖期で、1夫1妻性のはず。でも、メジロほど、ペアということを感じさせません。幾組かが団体行動してるのでしょうか? 白装束ならぬ、茶褐色の一団です。 一団は、赤く美味しそうに色づいた実から、食べていきます。一粒丸飲み? お腹をこわさないのでしょうか? こちらも負けてはいられません。今日は、写経の会「メダカの学校」。参加者の皆さんに、気前よく、枝ごと差し上げました。 ヒヨドリは追っても追ってもやってきます。生活がかかっていますから…。根負けしました。今日から「愛鳥週間」。ヒヨドリのおこぼれのサクランボを頂戴します。 鵯 の こ ぼ し 去 り ぬ る 実 の 赤 き 蕪 村
次の更新は、5/18になる予定です。
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