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木曜日・金曜日は、突然の夏日。つい数日前まで、寒さを感じていたのに…。 今日は夏日とまではいかないものの、湿気が多く、蒸し暑いです。 明日・明後日は20℃を切る予報。毎日の温度差が激しすぎますね。 明日は、「穀雨」。二十四節気のうち春の最後にあたる節で、しとしと降る春雨が田畑や野山を潤して成長させる、そんな恵みの雨が降る気候になるという意。とはいうものの、この頃から、東西に延びる帯状の高気圧に覆われることが多くなって、安定した晴天が続くようになるそうです。 一雨ごとに草木の成長を実感する季節ですね。 目を下に落とすと、桜の花びらともみじの花のかすがいっぱい。 桜の花びらって、「掃除しないと…」と思っているうちに消えていきますね。ピンクからそのうち茶色くなって、いつしか土に同化していきます。 それでもあまりに花びらだらけなので掃除をしますが、すぐにまた花びらの斑点になってしまいます。 秋の落ち葉は焼き芋の“ご褒美”があるのに、桜は見て楽しむだけ。 鐘楼の周りの八重桜が満開になりました。気温が高くなってきてから咲くこの桜。何か暑苦しい気もします。 染井吉野の頃に咲けば、多くの人に見てもらえるのに、今、たいていの人はこの豪華な花に気がつかず、さっさと通り過ぎるだけ。ゆっくり境内を歩かれると、いっぱい発見があるのですよ。 今、境内のあちらこちらで咲いていますが、ほとんどはボクが移植したものです。シャガは繁殖力が強く、すぐに増えていきます。 漢名の「射干」から「シャガ」と呼ぶようになったようですが、「射干」は本来「ヒオウギ」のこと。どこかで間違って以来、この花を「シャガ」と呼び続けているようです。 くらがりに来て こまやかに 著莪の雨 山上樹実雄 シャガは、林の中の、ちょっと薄暗いようなところによく群生しています。俳句の世界では、「著莪」と呼ぶそうです。ますます、ややこしいですね。 「山吹」とは言っても、黄色い山吹とは種類が違います。清楚で、新緑とよくあう花でしょう。 以前、このページで、ご希望の方にこの種をわけさせていただきましたが、蒔かれましたでしょうか? 2年ほどすれば、花をつけると思いますよ。 正面向かって右側の塔へ向かう道沿いに咲いていて、これも、ボクが移植したものです。 手前味噌の発見コーナーでした! この他にも、今までにこのページでお伝えした馬酔木、ドウダンツツジ、椿、山吹、レンギョウ、桃…。ゆっくり歩けば、いろいろな花が見られます。 春は、桜の独壇場ではありません。 5月1日に床開きをするのは、数年前から。本来はやはり6月からで、5月は「皐月の床」と、6月からの「本床」と区別しているようですが、見た目に区別があるわけではありません。 5月25日に、氏神である八坂神社による清祓式を済ませてから、本床開きとなるようです。 床の景色が目にはいると、「ああ夏だなぁ」と感じますが、5月ではちょっと早い気がしますね。 今週は、新しいデジカメでの更新です。まだまだ使い方を熟知していないので、マニュアルを読みながら、試し試し。 せっかくのおNEWカメラを雨で痛めると大変だと思って、金曜日の午後に写真を撮りました。 |