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自然もそうですが、人も正直だなぁと思います。今日の境内には、ガイドブックを片手に持った人が目立つようになってきました。 天気予報によると、明日から3日間の最高気温は13〜14℃。3月並となるようです。これからは一雨ごとに春色が増してくるのでしょうね。 といっても、境内の風景に大きな変化はありません。馬酔木の開花が進んできたこと、梅の花が3〜4分咲きになってきたこと、霜柱が溶けたあと、苔が所在なさげなこと…ぐらいでしょうか。 東山の色が、少し赤っぽくなってきたように感じます。木々が動き出しているのでしょうか? そういえば、花粉症の話題が急に増えましたね。今年もスギ花粉の豊作年で、昨年並みか、昨年以上のスギ花粉の飛散が予測されているそうです。 山の色が変わってきたのは、スギが花粉を飛ばす準備をしているからでしょうか。大変ですね。 今日、市内を車で走っていたら、若い人がぞろぞろと歩いていました。どこへ向かっているのだろうと見ると、近くの私立大学。今、関西の私学は入学試験真っ盛りなのですね。 インフルエンザや花粉症に悩まされることなく、普段の実力を発揮できますように。 更新ネタが少ない日々が続いています。 カメラ片手に、最初は上を向いてネタ探しをしていたのが、段々下を向いて、そのうち地面をなめるような目に変わっていきます。 そんな中、ハコベの花が咲きかけているのを見つけました。 七草にハコベを食べ、何だか鳥になったような気分になりましたが、小鳥が好むので「ヒヨコグサ」という別名もあるようです。 草をよくご覧になっている方なら、ハコベにも茎が緑のと暗紫がかっているのがあるのをご存じでしょう? 緑色のは「ハコベ(ミドリハコベ)」で、ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物、暗紫のは「コハコベ」。明治時代に入ってきた帰化植物で、ハコベに比べて全体に小型です。 こんな小さなハコベひとつでも、ずいぶん楽しめるでしょう。 更新ネタが多いときは、目もくれないのに…。 樒の木の下の方にあったのですが、“使用済み”になってから半年は経っているのに、しっかりとくっついていたのですね。その間、雨はもちろん、風の強い日や雪の日もあったのに、驚きです。今の時期、まず見かけることはできない貴重な?光景ですよ。 よく見ると、風雨にさらされたせいか、カラがだいぶ薄くなっていますね。 抜け殻の奥の方に丸く見えているのは、樒の蕾です。こちらも、少しずつ大きくなっていますよ。 蜘蛛? ヤモリの巣と形が似ていますが、こんな雨の当たるところには作りませんし…。カミキリムシ? ご存じの方、教えてください。 指で押してみると、結構、堅いのですよ。モミジの木の幹の、地面に近いところに多く見られます。 面白いでしょう。 こうして下を見て歩いていると、鳥の糞の中から小さな種が一杯出てきたり、水の中で何かが動いていたりと、いろいろな小さな発見がありました。 それは、このページに写真を載せられるようなものではありませんが、様々な生き物の営みを感じさせるものですし、春の訪れを思わせるものです。 皆さんも、ぜひ近場の散策をされてみてはいかがでしょう。きっと、「へぇ〜」と思うような発見がありますよ。 |