12/14版
大雪とは桁違いですが、13日朝には境内もうっすら白くなりました。 その寒さも、今日は一段落へ。しばらく、寒さが弛む日が続くそうです。 境内はひっそり静まりかえっています。これが普段の真如堂。 静かになったのはいいのですが、更新ネタも乏しくなってしまいました。 夕べ、雨が降っていたので、「明日は雪だ。更新ネタができた!」と喜んでいたのですが、起きてガッカリ。 しばらく、小ネタを殊更大きく取り上げた「針小棒大」更新が続きそうです。 午前中、白川通を車で走っていたら、「宮本武蔵 開悟の地 八大神社」というのぼりが、何本も立っていました。 今度のNHK大河ドラマは「武蔵」なのですね。その放映記念として「京の冬 地元は大変な熱の入れよう。八大神社には、宮本武蔵のブロンズ像が最近建てられたようですが、地元のある人は「あまり強そうな武蔵像じゃないです」と評しておられました。 それにしても、「開悟」って、武蔵は悟りを開いたの? 吉岡一門との対決直前、武蔵が八大神社に参禅し、その結果勝ったといいたいのでしょうが…。 京都は放っておいても観光客が来ると、今までは「殿様商売」でした。この不景気な世の中、よほどPRしないと、人をその気にさせないのでしょうか。JRも京都市、関係社寺も熱心です。 南座の「吉例顔見世興行」を皮切りに、大根だきや針供養、祇園の事始めなどと、師走の行事のたよりが毎日のように聞かれます。 「♪ ころは元禄15年、12月の14日 ♪」 今日は、赤穂浪士の討ち入りの日。大石内蔵助が、遊郭に出入りするなどの遊蕩三昧の生活をしたり、円山の安養寺で浪士19人が吉良邸討入りを決めたことなど、京都市内には忠臣蔵ゆかりの場所が10をくだりません。 内蔵助が隠棲していた山科には内蔵助を祀る大石神社があり、今日は義士祭が行われています。山科区から選ばれた“赤穂浪士”など350人が練り歩くそうです。 師走の「師」は、先生ではなくて、お坊さんのこと。「仏名会」などに呼ばれた僧が、あちらこちら走り回る月であることから、「師馳せ月」と呼んだのが変化したとか。諸説あるそうですが…。 では、「師走坊主」という言葉をご存じですか? 「師走坊主」とは、年の瀬は誰もが皆忙しく、檀家も家業などに終われて法事をするどころではなく、その結果、お布施などの収入がなくなって、みすぼらしく、やつれてしまった坊さん 「師走」では坊さんは忙しい、「師走坊主」ではヒマだと言っているわけですから、矛盾しますね。 さしずめ、バイクで東奔西走するボクは、動的には「師走」、経済的には「師走坊主」? 本堂裏のサンシュユの実がきれいですよ。 残った枯れ葉を集めて、今年最後の焼き芋をしました。 焼けるのを待つ間に更新をしてしまおう思っていたら、すっかり更新に手間取って、「あっ、芋!」と気がついた時には半分炭になっていました。煙臭い焼き芋はまずい! 焼き芋は、来秋までお預けです。 今年もあと2週間余。お忙しいでしょうが、気持にゆとりを持ってどうぞ。 以上、針小棒大更新第1段でした。 |