11/30版 
真如堂 NOW !!



朝、ほんの一瞬光がさして美しい モミジと銀杏の最後の最後の紅葉
 26日頃から、境内を訪れる人の数も、グッと減りました。
 それでも団体さんは日程を変更することもできず、先頭に旗をたてて、落ち葉を踏みしめながらの紅葉見物。
 先週の連休には、拝観者が3千人を超える日がありました。
 例年だと、千人を超える日が秋のシーズンに1〜2日あるのみ。閑散期には拝観者ゼロのこともあります。
 境内には、拝観者の数倍、拝観をされない人たちが散策されていましたから、このシーズンの来寺者の数は、一体何万人になるのでしょう。
 お寺が開かれて今年で1018年。こんなことは初めてでしょうね。

 境内のモミジの木には、名残の紅い葉がついています。
 往時の輝きは失せてしまっていますが、遠来の人たちの「わぁ、きれい」という歓声を

朝9時前だとこんなに静か。だんだんと犬の散歩の人が境内を独占するようになります
浴びるだけの値打ちはあろうというもの。十年来ないほど美しかった今年の紅葉のピークを、見せてあげたかったです。
 今年の紅葉、本当にきれいだったですが、すごーく駆け足でした。

 落ち葉の掃除も本格化してきました。
 もうすっかり散り切って、掃除もほぼ終わりかけという場所もあります。
 掃除をすると、今まで枯れ葉で隠れていた地面が顔を出します。あまりに多くの人に踏まれて、苔がはげてしまったり、踏み固められてテカテカ光っているところもあり、痛々しさを感じます。
 境内の木々も、あんなに多くの人たちにご覧いただいて、うれしかったかも知れません。
「ご苦労さま。もうしばらくの辛抱だよ。冬の間、ゆっくり休んで」と言ってあげたくなります。


落ち葉も縮れてしまった本堂裏
 例年だと、これから美しくなる本堂裏の紅葉。今年は、やはり10日ほど早く、そろそろ終わろうとしています。
 散った真っ赤な落ち葉が敷物を敷いたように地面を覆い、見る者をうならせるこの場所ですが、なぜか今年の紅葉はイマイチ。紅葉が黄色で止まってしまったような、紅くなりきっていないような印象を受けます。
 散り落ちた葉も、すでに縮れていて、いつものように綺麗ではありません。
 よく知っている人は、「本堂の裏が綺麗だから…」と言いつつ向かわれますが、少しがっかりして帰ってこられます。すべてがすべて、うまくはいかないですね。


落ち葉を焼く煙。焚き火の中には お芋が!
 吉祥院の前の落ち葉のピークは5〜6日前で、一昨日あたりからはグッと量も減りました。
 今朝は、このホームページによく来てくださる方々で、焼き芋をしました。
 落ち葉でする焼き芋は、ホカホカで格別の味! 通りがかった人は、焚き火を見て「お芋が入っているのかなぁ…」「うわぁー美味しそう!」と羨ましそう。
 来年は、焼き芋のオフ会でも企画してみましょうか。

 2〜3週間ほど前から、ジョウビタキがつくばいに水を飲みに来るようになりました。
 ジョウビタキは冬鳥で、他の季節には見られませんが、今までは冬でも水を飲みにくることがありませんでした。
 よく、雄がつくばいの横にあるガラス窓に体当たりしています。きっと、ガラスに映った自分の姿を他の雄と間違って、追い払おうとしているのでしょう。
 つくばいには、一年中、メジロやシジュウガラがやってきます。今日は、10羽ほどの一群がやってきました。シジュウガラの一家かな? これからは、ヒヨドリもやってくるでしょう。

 来月5日午後、光ファーバーの工事をします。自宅サーバーなどの回線も変わるため、『レンタル WEB日記』にアクセスできない時間が生じたり、ライブカメラが停止したりします。通信機器も再設定しなければいけませんが、うまく短時間で復旧できるでしょうか。

 明日から、12月。今年もあと1ヶ月を残すのみですね。