10/19版
今朝から雨。 先日、新幹線に乗って東京に行きました。 新幹線の車中はいうまでもなく、JRの駅、地下鉄の駅など、ありとあらゆるところに、JR東海のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」の真如堂の紅葉風景のポスターが貼ってありました。 ちょっと冴えない紅葉のポスターですが、普段見ている本堂や三重塔の写真をあちこちで見て、ずいぶん不思議な気分になりました。 こんなことを言わなければならないのも辛いですが、今年は夏の水不足などでかなり不調の木が多いです。また、ただでさえ、近年の京都市の気候は平均気温の上昇など都市気候化傾向にあり、厳しい冷え込みも少なくなったために、紅葉があまり美しくありません。 期待をされ過ぎませんように、ダメモトのおつもりでどうぞ。 ねらい目は、おひさまの光が赤くなる夕方頃。でも、まだまだ早いですから、今、焦って来られませんように。 しかも、緑から赤へグラデーションになっていたり、赤の中に緑の「シミ」があったりします。 この葉を皿にして、秋の山の幸などを盛りつけるなんて、なんて贅沢な趣向でしょう! 食べるのが惜しいような、見事な絵風景でしょうね。 栗・柿・ミカン…檀家さんの仏壇のお供えから、秋の深さを感じさせられることも多くなりました。 燗酒も美味しくなってきましたねぇ。 美味しい季節のものをいただけたり、杯を傾けたりできることの、なんと幸せなこと。感謝 感謝 身にしみて…。 まったくの余談ですが…「隣の客はよく柿食う客だ」というのは早口言葉。「あれは坊主さよく来る客だ」。ネットで拾った、飲み屋さん発の句。こんなこと言われないようにしようっと。 |