9/28版 
真如堂 NOW !!



赤や黄色になりはじめた花の木

 彼岸も終わり、9月もあと数日。
 境内では、夏のなごりの百日紅やムクゲがまだ咲いているかと思えば、萩や彼岸花が満開を過ぎ、カエデの木は少し色づいてきています。
 今年の萩は、いささか元気がなそう。雨不足がたたっているのでしょう。花も小さく、開花せずに枯れてしまう蕾もあります。

 いち早く紅葉の到来を知らせる「花の木」は、数週間前から、樹の天辺が赤黒く変わってきています。下のほうはまだ緑鮮やかですが、その中にも、赤や黄色に色づいた葉が目立つようになってきました。

 
 この樹の紅葉のピークは11月初旬〜中旬。こんなに早く色づいて大丈夫?と言いたいぐらいですが、そこは長年の経験で、うまく演じてくれるのでしょう。

 話がそれますが、先日、新米をいただきました。
 もらう時に、「今年の新米は、雨が少なくって、あまり水気がありません。水加減は普通のお米と同じにしてください」と言われたそうです。食べてみたら、確かにあまり新米らしい感じがしませんでした。その習性が  夏の降水量が平年の30%程度だった今年。お米だけではなく、木々の実にもそういう影響が出ているかも知れません。

 実りの秋、本堂裏のサンシュユの実が赤く染まり始めました。本堂前の菩提樹の実は茶色くなり、もうしばらくしたら落ち始めるでしょう。
 ムカゴの実が大きくなったり、椿の実もはじけて落ちてきています。
 そんな実を拾うのも、散歩をする楽しみに一つ。

マテバシイの実。長さ3pぐらいの大きな実です
 本堂の南横、阿弥陀如来の露仏のあたりに、マテバシイの大きな実が落ち始めました。
 ボクの大好きな実で、子供の頃は「大砲ドングリ」と呼んで競って拾い集め、中をくりぬいて笛などを作ったものです。
 今もその習性が抜けきれず、この実を見つけると拾わずにはいられません。
 本堂の横を通るたびに、この実が落ちていないか見に行き、落ちていればいつもポケットいっぱい拾って帰ります。
 でも、笛を作っている時間もなく、結局冬が来る頃にその辺りに蒔きますが、発芽しません。
 拾って帰っても…と思いつつ、また今年も繰り返しています。

 日が短くなりましたね。今日の京都の日の出/日の入り時刻は、05:50/17:50。夕方6時にはもう暗いですものね。損した気分になりませんか?

苦沙彌のミニ・ヴィオトープの水面。ハゼの葉、芙蓉の落花、睡蓮の葉
 ライブカメラの稼働時間も、明るい時間帯にあわせて、どんどん短く設定し直しています。

 先日、このページの記事が、毎日新聞の京都地方版と同社のネット新聞に掲載されました。
 その影響で、9/27は2546件と今までの最高。3日間で3800件ほどになりました。すごいですね、マスコミの力。悪いことで載らなくてヨカッタぁ。

 初めてお越しの皆さま、このページはボクが見せたいように、作り手の我が儘で作っています。
 写真が多くて重たく、ダイヤルアップ接続ではかなり辛いです。
 でも、我が儘シェフの料理店のように、怒られながら食べるような雰囲気ではありません。
 どうか、ほんわかムードでご覧下さい。

 熱燗が美味しい季節になりましたね。
 丹波産の松茸がお店に並びだしたとか。とても自腹で買えません。でも、喜んで頂戴いたししますので、食べさせてやろうという方、ぜひぜひ。