8/24版
「どうなったんやろ?」と思うほど、急に涼しくなりました。 ちなみに、縁日といえば、他にも8日の薬師、10日の金比羅、13日の虚空蔵、16日の閻魔、18日の観音、21日の弘法大師、28日の不動尊など有名ですね(30日間すべて諸仏の縁日が割り振られています)。 蝉の声もすっかり力がなくなったように聞こえますが、今年はうるさいほど蝉が鳴いたという感がしませんでした。いつもはいっぱい見つかる蝉殻も、数えるほどしか見ませんでした。 それに、この頃になると、いつもはツクツクボウシが鳴き、蝉の季節も終わりに近づいたなぁと感じさせるのですが、その声もあまり聞かれません。 おかしいなぁと思っていたら、先日の地元紙に、今夏、蝉の羽化数が激減したという記事が載っていました。 鴨川右岸沿いの1本の木を対象に定点観測し、アブラゼミとクマゼミの羽化数を調べてきた京都成安高校生物部によると、調査を始めた97年の羽化数は2128個で最も多く、その後、年を追って減少して、2000年には749個。今年はさらに減少して、クマゼミは97年の約1/4、アブラゼミは1割にまで激減。そして、この現象は、この木だけの固有な現象ではなく、市内全域での現象だろうと推定され、その他にも、京都市内ではツクツクボウシやニイニイゼミが、次々に姿を消す傾向にあるのだそうです。 「生物部顧問のの米澤信道教諭は『温暖化の影響などによるクマゼミの増加説が一部にあるが、調査の結果はこれを否定している。一番最後に姿を消すクマゼミが減少していることに危機感を持たなければいけない』と指摘し、セミ減少の背景として、緑地面積の減少や街路樹整備で樹種に多様性がなくなったことなどを挙げている。」と記事が締めくくられています。 気のせいではなかったのですね。ヒートアイランド現象などと言われますが、市街地から比べると確実に自然が多い境内でも、そんな影響は及んできているのでしょう。 草木の様子などを見ていても、環境の変化を感じることが多々あります。しかも、大変なスピードです。……… モクゲンジの実が、最近、いっぱい落ちてきます。写真は撮影のために枝ごと取ってきて、中が見えるように皮をめくったのですが、実際に落ちてくるのはこの袋単位です。 掃除をしても、中に入っている黒い実が殻から取れて地面に散らばり、なかなか取りきれません。樹下にはこの実がいっぱい落ちていますから、欲しい方はどうぞご自由に。 ただ、菩提樹だからと数珠を作ろうと思われても、直径5ミリほどですから、腕輪念珠ぐらいにしかなりません。 畑に植えて食べきれなかったゴーヤの実がはじけ、中から赤いネバネバした種が顔を出しています。とてもきれいな配色でしょう。 学校などの夏休みもあとわずか。残念? やっとお子さんから解放される? |