8/17版
雲の様子が次第に変わってきて、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。 伝統行事とNPO法人?と不思議に思われるかも知れませんね。「大」の火床のある約3.3ヘクタールの大文字山の土地が勝手に転売されないように、法人名義の共有地として登記するためにNPO化されたとか。山中での草刈りや登山道の整備などの普段からの手入れ、そして「大」を描く75の火床にくべる護摩木や松割り木を準備して山上に上げる作業など、本当に大変なことと思います。 京都の伝統行事は、多くの人のそんな苦労のお陰で成り立っているのですね。 銀 閣 に 浪 華 の 人 や 大 文 字 蕪村 今日も昔と変わりなく、銀閣寺の周りはたくさんの人であふれかえっていました。 かつては、お盆に精霊のためにお供えしたものやお飾りを川へ流しましたが(精霊流し)、かなり以前から京都市では河川汚染をさけるために、行政がお供物を回収するための箱をお寺や公園に設置しています。 16日お昼には、その箱もお供物でいっぱい。 真如堂の前に置かれた箱には、ちゃんと卒塔婆やお参りするための祠が用意されていますが、公園などの場合は、所によってはゴミのすぐ隣に置いてあったりして、あんまりの扱いです。 京都の行政って、文化とか宗教とかには音痴なのではないだろうかと、よく思います。それって、きっとボクだけではないと思いますよ。 ムクゲの花はまだよく咲いていますが、やはり雨が欲しそうです。 台風が適当な雨をもたらしてくれるでしょうか。 お盆で忙しくしている間に、小池のオタマジャクシの姿が見えなくなってしまいました。いつも、足が出る段階までは確認できるのですが、尾がなくなり、陸に上がるのを、いまだかつて見たことがないのです。 こんな暑い中、陸に上がったら大変でしょうに。カラスなどに襲われることなく、元気でいてくれるといいのですが。 その池のホテイアオイに花が咲きました。なかなかきれいな花でしょう。すでに枯れて水の中で透明になってしまっている花もありました。 お盆で忙しく、花が咲いたのにも気がつかないほど「心」を「亡」くしていたのかな。取り戻さなきゃ。 |