6/22版 

真如堂 NOW !!



栴檀葉の菩提樹(モクゲンジ)の花。樹高は6〜7メートル

 梅雨入り後お天気が続きましたが、ようやく?梅雨らしいお天気になってきました。
 朝、晴れていると思って安心していても、夕方から雨が降りだしたり、傘が手放せません。
 ジメジメして嫌な季節ですが、文句を言ってもこの天気は変わらず、こちらが処し方を変えなければしかたありませんね。
 「住まいは夏を旨とすべし」。クーラーのない時代には、住まいの構造を工夫したり、風鈴のようなイメージトレーニングで夏を乗り切ってきたのでしょうが、このジトジト感はどうしていたのでしょう? これから祇園祭に向かってどんどん蒸し暑さが増します。
 今日、三条の鴨川沿いをバイクで走っていたら、強く甘い香りが漂ってきました。川沿いの遊歩道に植えられているクチナシです。沙羅、桔梗、紫陽花などの花便りも聞かれます。

この枝状についた花の後に、風船のような実がつきます
 芸術の秋でもないですが、「シャガール展」「カンディンスキー展」「祇園・八坂神社の名宝」などの展覧会も賑わっているようですよ。

 すっかり話がそれましたが、吉祥院の「栴檀葉の菩提樹(モクゲンジ)」が咲き始め、もうそろそろ満開です。
 栴檀(センダン)に似た複葉で、種で数珠を作るところから、この名前がついたようです。
 一方、「モクゲンジ」という名前は、「無患子(ムクロジ)」を音読みしたことに由来し、反対にムクロジの方はモクゲンジの漢名に由来するという説明を見つけたのですが、何だかよくわかりません。「無患子」は、「木欒樹」「欒樹」というモクゲンジの漢名を誤って用いたものと説明する人もあります。モクランジュ → ムクロジ ???
 モクゲンジには、酒の毒を分解し、飲酒人口の気を収める薬効もあるそうです。苦沙彌自坊にはうってつけです。
 余談ですが、「無患子」は石けんの木と言えばわかる方もあるのではないでしょうか?

咲き出したムクゲの花
 ムクロジの実の外皮には石鹸の主成分のサポニンが多く含まれているため、終戦後の物不足の時代には石鹸の代用に、また咳止めの妙薬としてよく利用され、花は煎じて洗眼剤にしたそうです。
 モクゲンジもムクロジも、同じムクロジ科です。

 早くも、木槿(ムクゲ)が咲き出しました。境内には10種類以上の木槿がありますが、咲きだしたのはまだこの1本だけ。
 木槿というと夏の花という印象があります。
 去年、このコーナーで取り上げたのは6/30。やはり1週間ほど早い開花です。
 どうしてこんなに早く? きっと、ワールドカップの韓国を応援しているのでしょう。木槿は、韓国の国花です。


菩提樹の実
 さて、本堂前の菩提樹の花が満開だとこのページに写真を載せたのは、6/8でした。 今日見に行ったら、ご覧のように、もう実がついています。早いですねぇ。毎年、「菩提樹は実がつくのが早いなぁ」と思います。
 同じ日に写真を載せた沙羅。こちらはまだ悠々と咲いています。一度に咲かないのですね、この木は。次々に咲いて、次々と散っています。

 kusyami.com のドメイン名を取得して、自宅サーバーを設置したのは、昨年の6/23でした。今日で丸1年。明日から2年目に入ります。
 今、このサーバーを使って運用しているのは、「レンタルWEB日記」と「LiveCamera」です。もう少し、回線環境がよくなれば、すべての内容を自宅サーバーから発信したいと考えています。
 24時間365日、お疲れさまのサーバー機です。