6/8版
真夏のような陽射しの中の本堂前の菩提樹と散策する人、階段に座っている人の足 |
もう「暑い」という言葉を言い飽きました。
ここ1週間ほど、最高気温30度を超す真夏日が続いています。雨もぜんぜん降りませんので、暑さと水切れで、草木は元気がなさそう。
京都では平均して年間66.4日もの真夏日があるそうですが、7日間としてずでに1割が過ぎた…と思っても、なんの気安めにもならないですね。
でも、今の暑さはまだカッラとしているから過ごしやすく、洗濯指数も100。「3時間程度で完全に乾く」ですって。
予報では、来週の火曜日から天気が崩れるそうです。そろそろ梅雨入りですね。
人も、草木と同じく、この暑さで元気がない? さにあらん。ワールドカップで盛り上がっている方もおられるのではないでしょうか?
クリーム色の菩提樹の花 |
さて、本堂前の菩提樹の花が、今、ちょうど見頃です。少し離れたところまで花の香りが漂ってきますが、さほどいい香りでもありません。ちょうど、椎の木の花に似たような香りでしょうか。開花は、去年より少し早いようです。
菩提樹は本堂に向かって右側。反対側では、沙羅の花が咲き出しました。
まだ、満開とまではいきませんが、桜などのように一度に咲くというより、‘気が向いた’花から咲き出すような感じです。今日は4輪だけ咲き、写真のようにまだ蕾がたくさんついています。
先日来、当ホームページの掲示板で、沙羅の花のアップが続きました。すっかり先を越された感じですが、季節感のある花ですから開花を素通りするわけにもいきません。
夏バテ気味?の沙羅 |
お釈迦さまの涅槃図に描かれているのが沙羅双樹ですが、たいてい東西南北に2本ずつという意味で8本描かれています。沙羅双樹で2本。それが四方で 2×4=8 。1本だけなら沙羅。真如堂は、大小はありますが、沙羅双樹です。
でも、涅槃図に描かれているインドの沙羅と日本のそれとはまったく違う木なのですよ。インドの沙羅は日本の路地では育ちません。
本堂前の暑い白砂の脇にあるこの沙羅。夕方にはすっかり元気がなさそうでしたよ。
菩提樹も沙羅も、まだしばらく楽しめます。お越し下さい。
雨乞いをしたいほどの天気で、梅雨が恋しいですが、梅雨入りすればしたで、きっと文句を言います。
天気もいのちも、思い通りにならないからいいのでしょう。サッカーの試合も?