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真如堂 NOW !!



幻の紫陽花といわれた「七段花」

 1週間前とはうって変わったように晴天が続き、気温もここ数日は27〜28度まで上がって、急に暑さを感じるようになりました。
 あの ぐずついたお天気の延長で梅雨に入ってしまうのかと心配していましたが、しばらくは「五月晴れ」が楽しめそうですね。

 残念ながら、境内の様子には何の変てつもありません。
 紫陽花の花の写真が続きますが、ガクアジサイがそろそろ満開を迎えようとしています。ここ数日の晴天で、少し‘疲れている’ようにも見えますが、あと1〜2週間ほど楽しめるでしょう。それが終わる頃、‘普通の’紫陽花が咲き出します。


櫨の花が咲き、虫たちの羽音が賑やか
 県井(あがたい)観音堂の屋根の葺き替え工事が始まり、その光景が【Live中継】で見られます(下のメニューからご覧下さい)。
 瓦屋さんも晴天続きで、作業がはかどるでしょうね。

 さて、このページの更新はいつ行き当たりバッタリ。だいたい、土曜日の朝、カメラを持って境内をウロウロして、目についたもの、印象が強い光景をカメラにおさめます。でも、その都度、印象の強い風景が得られるとは限りません。今朝もそうでした。
 「更新、どうしよう…」と思案していたら、坊主も歩けば…。自坊の前庭の小池で、ギンヤンマを見つけました。
 たびたび このページにも登場するこの苦沙彌版ビオトープの小池。昨日は、この小池に住んでいるらしい20センチほどの亀が、近くの参道をノッソ ノッソと横切っていて、お参りの人がビックリしていました。今は、産卵を終えた蚊のような虫の死がいが、たくさん水面に浮き、水がよどんでいます。
 ここからが本題ですが…そのギンヤンマ。何をするのだろうと見ていると、水面に浮いている睡蓮の葉の上にとまって、

オニヤンマの産卵
お尻を「く」の字に曲げて、水の中に半分以上浸けています。決して溺れているのではありません。睡蓮の葉の裏側に卵を産み付けているのでしょう。
 オニヤンマの産卵は、「浅い流れの水底の泥に産卵管を差し込むように、体を垂直に打ち付けて行う」ということですが、このトンボ君は少し違いますねぇ。
 いかめしい顔つきと黒色と黄色の段だら模様が「鬼」のようだということで、「オニヤンマ」。「ヤンマ」というのは大型のトンボということのようで、オニヤンマは日本最大のトンボ。
 この小池には、イトトンボなども産卵に来ますし、池の掃除をすると、たくさんのヤゴが見つかります。
 更新を助けてくれる貴重な資源でもあります。