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真如堂 NOW !!



黄菖蒲

 梅雨のようなお天気が続いています。沖縄地方の梅雨入りの報が届いたものの、近畿はまだ早いはず…向こう1ヶ月は、平年より降水量が多く、気温も高めの予報。蒸し暑い日になるのでしょうか。
 北区の太田神社の杜若(カキツバタ)も今が見頃とか。
 自坊前庭の黄菖蒲も、昨年より1週間早く満開になってきました。日本の花だと思っていた黄菖蒲ですが、明治の中頃にヨーロッパから渡来したものとか。今では野生化してあちらこちらで見かけますが、日本の風土にあっていたのでしょうね。

 5月10日から1週間は愛鳥週間です。
 春から夏にかけては鳥たちの繁殖期。さえずりを聞いて覚えるには絶好の機会だそうですが、なかなか聞き分けられません。
 鳥のさえずりを言葉に置き換えると覚えやすいといいます。たとえば、ホトトギスの「「てっぺんかけたか」「東京特許許可局」、

咲き出した紫陽花
ホオジロの「一筆啓上つかまつり喉」、センダイムシクイの「焼酎一杯くいー」…。まだまだあります。「五郎助奉公、ボロ着て奉公」と鳴くフクロウ、自分のけたたましさを棚に上げて「仰々しい、仰々しい」と鳴くオオヨシキリ、「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」と鳴くメジロ。「ちょっと来い、ちょっと来い」のコジュケイ、「お菊二四、四六二十四」のイカル、「土食って虫食ってしぶーい」のツバメ、「錠ピンかけたか」のエゾセンニュウ、「慈悲心」のジュウイチ…。
 余計わからなくなってしまいます。でも、この置き換え方、とてもほのぼのとして、何だか文学的。今では、こんなフレーズは出てこないでしょう。
 境内では、コゲラでしょうか、木の幹を一所懸命につついている音も聞こえています。


大遠忌の角塔婆
 明日は、真如堂開山 戒算上人950回忌並びに願主の東三條女院1000年忌の法要が営まれ、多くの檀信徒などが参列される予定です。
 この大きな角塔婆は、両尊霊の供養のために建てられたもので、法要が終われば別の場所に立て替えられて、朽ち尽きるまでまつられます。
 上の方に書いてあるのは梵字で、上から「キャ」「カ」「ラ」「バ」「ア」、そして「キリク」と読み、宇宙を構成する五大要素の空・風・火・水・地を意味すると共に、阿しゅく・阿弥陀・宝生・不空成就・大日の胎蔵界の五仏を表してもいます。「キリク」は阿弥陀如来を意味しています。他の3面にも、それぞれ経文や陀羅尼などが記されています。
 塔婆は梵語の「ストゥーパ」の音写したもので、卒塔婆(そとうば)の「卒」を略したものです。
 お釈迦さまが入滅された後、遺骨は8つに分けられて各地に安置され、そこにストゥーパ(塔) が建立されました。それがこの塔の起源です。
 塔を礼拝供養することはもちろん、造塔供養は大変に功徳のあるものとされ、その後、塔は国や時代によってさまざまに変化しますが、五輪塔や宝篋印塔、五重塔・三重塔・多宝塔などがはすべてこの塔の一種です。
 今、一般に法要などで供えられる板状の塔婆も同じで、故人への追善供養や法要主催者が功徳を積むために建立されるのです。

 今週は、連休明けで、仕事が辛かったという方も多いのではないでしょうか? 風邪をひいている方も多いとか。お大事に。