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苔の上では椿と山桜の散りくらべ |
また少し肌寒い日が続いています。一度暑くなった後の季節の逆戻り。「花冷え」というには桜の花もすっかり散ってしまったのに…。
境内は新緑に溢れています。その透き通るようにみずみずしい緑の中に、椿や八重桜の赤や桃色が見え隠れします。ツツジも早、咲き出しました。
そんな緑陰のベンチにはお弁当を広がるグループや昼寝をする人を見かけることも多く、たくさんの人がごく身近な自然を楽しんでいるように見えます。
風もさわやか、小鳥の声も透き通っているように清々しく聞こえます。桜の頃とはまた違う、いい季節ですね。
鐘楼の円柱越しの八重桜と塔 |
鐘楼を取り囲む八重桜が満開です。
せっかく咲いているのですが、見てくれる人は染井吉野の頃と比べると、ごくわずか。樹に悪いのですが、染井吉野を十分見た後なので、桜には「満腹」しています。逆ならば、もっと愛でてもらえるでしょうに…。花の咲く時期にも損得があるような気がしませんか?
1メートルほどある鐘楼の石の土台に上がると、桜の花に手が届きます。間近で見る八重桜は圧巻。
この前で記念写真を撮れば、足下から頭の先まで、八重桜を背景に入れることができます。これは超オススメですが、相当のモデルでないと背景に負けてしまいます。自信のある方?はどうぞ。
本堂南横の藤 |
本堂脇の藤棚の藤が咲き出しました。これも例年より10日〜2週間早い開花です。
まだ、新しく出た葉の色も定まっていない様子なのに、早々と咲いてしまって…。でも、何となく房が小さく、見ごたえがありません。桜も他の花も早いのでと、焦って早く咲き過ぎたのではないでしょうか?
勝手ながら、藤の花は5月に咲いて欲しいですね。
先週、ライブカメラのアングルを変えましたが、葉が延びて、だんだん見通しが悪くなってしまいました。塔を仰ぐ定位置に戻すか…。また一工夫しなければなりません。
4月に入学された人は1週間が経ち、就職された方も少し慣れてこられた頃でしょうか? 油断して、体調をこわされませんように。