3/9版 

真如堂 NOW !!



自坊のサクランボウの花

 今日の京都の最高気温は14.7℃。昨日より5℃高め。一方、最低気温は−0.5℃で、前日比−2℃。
 朝、ぞうきんを搾ろうと思ったら、カチカチ。おかしいなぁ、何か薬品でも付いていて固まっているのかなぁと、バケツを見たら、なんと!氷が張っているではないですか! ちょっと寒いとは思っていましたが、まさか氷が張るほど寒かったとは…。天気予報を見て、ようやく自分の目が信じられました。
 今さら冷え込んでも、もう春の息吹を遅らせることはできません。自坊のサクランボウは、とうとう満開。いろいろな鳥が来て、花をつついています。蜜を吸っているのでしょうか?
 境内では、サンシュユ、馬酔木、椿などが満開。沈丁花も咲いていますし、レンギョウがあと数日で咲き出しそうです。


胡 蝶 侘 助 こちょうわびすけ
 サクランボウの隣では、胡蝶侘助が満開に近づいてきました。この侘助は、合成繊維のパイオニアで、ビニロンなどを開発し、後に文化勲章を受けられた故桜田一郎氏の奥さんの実家から20年ほど前に移植されたもので、3メートルほど樹高があります。花は、紅白が混じり、小さくて可愛いですよ。

 今日は土曜日にしては珍しく何も予定もないので、朝から、モリアオガエルが産卵する小池の補修作業をしました。1週間以上前から取りかかっていたのですが、どうも雨にたたられ、積んでは崩し状態。今日こそは天気晴朗、早朝からセメントを混ぜて、全面を塗り直しました。春だから、体も動かさなくっちゃ! これで水漏れはストップ? あとはカエルを待つのみ。

 午後からは遠来の美人客があり、本堂の涅槃図を案内した後、岩倉・円通寺へお連れしました。普段、閑を求めて行く人の多い円通寺も、今日は案外人が多く、観光シーズンが始まったことを実感しました。道中では、はや、桜が咲いていました。
 円通寺の庭園は比叡山を借景に取り込んでいますが、区画整理により太い道路が近くを通ることになり、借景が危機にさらされています。「観光都市京都」は、かけ声倒れの感がしてなりません。
 住職と、揚水ポンプや電気配管のマニアックな話をしていて(お互い好きなもので)、すっかり客人を待たせてしまいました。
 今日は花粉がたくさん飛んでいたようで、花粉症の彼女には気の毒でした。

西山の夕焼け。中央部の明かりは、京大病院
 岡崎公園一帯では、明日は催されるハーフ・マラソンの準備が進められていました。鴨川のほとりでは桃の花もよく咲いていました。
 明日は今日よりも気温が上がるとか。
 境内の桜はまだまだ咲きそうにはありませんが、動き出したら早いですからね。