3/2版
咲き出したサンシュユの黄色い花(本堂裏) |
早くも3月。すっかり浅春の陽気です。
ウグイスも、まだ上手ではありませんが、よく啼いています。梅の花は満開で、メジロやシジュウガラなどが枝から枝へ飛び回っています。「梅に鴬」、実は「梅にメジロ」のことでしょうね。
境内では、馬酔木の花が満開(本堂北側)。椿もあちらこちらで咲き、数日前からサンシュユの花が咲き出しました。サンシュユの開花は平年より10日〜2週間早いでしょうか。この分では桜の開花も早いですよ。
一方、本堂では涅槃図の公開が始まっています。お釈迦様の入滅の日の法要「涅槃会」は2月15日に勤めるお寺と月遅れの3月15日に勤めるお寺がありますが、真如堂は後者です。
本堂北側では馬酔木の花も満開。花期は長く夏前まで楽しめます |
春の訪れと涅槃図の公開に伴って、3月の声を聞いた途端に、境内の人影も増えてきました。京都の街を地図などを片手に歩く人も増え、今年の観光シーズンもスタートしたようです。
すでに、桜の頃、4月の休日はホテルが取れないとか。でも、京都市内の染井吉野のピークは、ひょっとしたら3月末の土日頃かも知れませんよ。
去年のこのページを見ると、3月8日に積雪があったのですね。すっかり忘れていますが…。今晩から少し冷え込み、北部は雪かも知れないという予報ですが、京都市内ではま前まで広がっているのですから。「市街」と言った方がいいですね。
ボクは元来肩が凝りやすい質なので、頸椎のバランスを保つためにも、朝、真如堂〜黒谷〜丸太町通あたりを軽くウォーキングをしています。
お隣の大本山金戒光明寺の本堂脇の紅梅 |
黒谷の本堂の前に、「熊谷直実 よろいかけの松」という松の大木があります。熊谷直実(1141-1208)は、一ノ谷の合戦で平敦盛を討った時、敦盛のあまりの若さに驚き、その罪を悔いて法然上人の門下となり、以後、黒谷で過ごしたと言われています。この松は、直実が脱ぎ捨てた鎧を掛けたとされているものです(もう少し左で、写真では見えません。蛇足でした?)。
その横、書院の門の前にあるのが、一対の紅梅の老木です。左に2本ある内の1本は既に盛りを過ぎ、紅も薄くなってしまっていますが、一番立派な右の老木がこれから盛りを迎えようとしています。
背景の唐門との対比も抜群! オススメです。
2/16版でお伝えしたアオサギは、ますます数が増え、目下、たまごを抱いている最中のようですよ。たまに、真如堂の池にやってきて、魚を狙っています。
さて、今、ボクは1.5MのADSL回線を使ってインターネットにアクセスしています。
自分の回線が高速になるにつれ、ページがだんだん大きく重たくなっていきます。環境が整わず、従来のモデムでアクセスしていられる方にはご迷惑をおかけしますが、お見せしたいものもいろいろあって、写真も多くなってしまいます。どうか、おつき合い下さい。
苦沙彌自坊のサクランボウの花がほころび始めました。一気呵成に春となるでしょうか?