12/1版
真如堂 NOW !! |
いよいよ紅葉も終盤。次第に、落ち葉の掃除が忙しくなってきました。
カエデはすっかり葉を落とし、往事の名残を惜しむようにわずかに数枚の色づいた葉を梢に残しています。もみじもピークを過ぎ、木に付いたまま枯れたり、茶色になったりしている葉も増えてきました。例年は12月初旬に見頃を迎える本堂裏のもみじも、今年はことのほか色づきが悪く、そそくさと終わってしまいそう。今年の紅葉は駆け足です。
全国的にも南関東や東海地方の太平洋岸などがやや紅葉のピークを過ぎた程度でまだ残り、その他はほとんど散りもみじになりつつあるとか。今日から12月。これからは紅葉から銀杏の落葉へ、そして初雪の便りへと変わっていくのでしょうね。
今年は米中枢同時テロ事件以降の国内旅行志向に長引く不況も手伝って、手近な行楽地で紅葉狩りをしようという人が多く、京都にはたくさんの方がお越しになりました。11月23日からの3連休は紅葉の見ごろと重なったこともあり、嵐山一帯の人出は昨年より約2割多かったようです。ライトアップをした寺院では昨年の2倍の拝観者があったところもある…タクシー会社ではジャンボタクシーの予約が11月末まで観光用で詰まり、連休中には貸し切り用中型車も昼前には予約でいっぱいになった…などという秋の観光シーズンのフィーバーぶりが新聞に載っていました。
それも、今日・明日で終わり。これからは、師走〜迎春準備ですね。忙しくなってきます。
この紅葉シーズンに苦沙彌の自坊を訪れてくださった方も例年よりずっと多く、門にぶら下げられたノートには、「HPを見て来ました」などというメッセージがたくさん残されています。
今まで、真如堂をご存じなかった方、名前は知っていてもどんなお寺か知らなかったという方が、HPをご覧いただいて、その上実際に来てくださったことは、HPの作り手として、とても嬉しいことです。これからも発信し続けていきたいと励まされる思いです。IT万歳! インターネット万歳! です。
さて、これからしばらくは落ち葉掃除三昧です。落ち葉はできるだけ腐らせるようにしているのですが、それでも処理し切れません。そんなときは落ち葉焚き。せっかく焚き火をするなら焼き芋! 落ち葉で作った焼き芋は美味しいですよ。
昼間は、まだ人も多くて掃除もしにくいので、掃除はどうしても夕方近くになってしまいます。もし、吉祥院の前で煙が立っていれば、近づいて来てみてください。運がよければ焼き芋をご馳走します。