10/13版
真如堂 NOW !! |
北海道や東北地方はすでに紅葉のベストシーズンとか。気の早い方は京都もそろそろとお思いでしょうが、まだまだ紅葉にはほど遠く、境内の気配にもほとんど動きがありません。気の早い楓のてっぺんが、少し色づいてきた程度です。
昨日、鷹峯(京都市北区)のお寺の住職と話していたのですが、今年の紅葉はあまり期待できないのではないかということで、意見が一致しました。
朝夕は多少肌寒いものの、日中の最高気温は25℃近く。ちょっと動くと汗を掻きます(今日は曇天で少し肌寒です)。紅葉に必要な急激な冷え込みがこれからあるかどうか。また、夏の小雨の影響もマイナスに働くのではないでしょうか。
境内にもリュックを背負った中高年の団体などが、チラホラお見えになっています。散策などをするには、これからが最高の季節です。Exite 紅葉特集というページを見つけました。せっかくですから、どこかへ行かれてみてはいかがでしょう。
京都御苑の一般公開も明日14日まで。今日は雅楽の演奏、明日は蹴鞠の実演が予定されています。
アフガン情勢はますます混迷を深めていますが、先日、天台宗でも、テロとその報復による犠牲者を弔う追悼法要が営まれました。早く平和な日が来ることを祈らずにはおられません。
このテロ事件関連の影響で、京都観光に訪れる外国人は激減。逆に、国内旅行は前年同月比20%台増で、京阪神・北近畿だけなら40%の大幅増加とか。京都やUSJに訪れる人が増え、結果としてはプラスだということですが、複雑な気分です。
味覚の秋。昨日、寺町三条にある「とり市老舗」という店に行きました。ここは、春は竹の子、秋は松茸を売る店として有名です。京都・兵庫の北部は松茸の産地としても有名で、丹波松茸は、香り良し、味良し、形良しの最高級品。竹籠に盛って店頭に並べられた松茸は、見るだけでうっとり生唾もの。贈答品を買いに行ったものの、自分で買ってまで食べられるような値段ではありません。誰が買うんだろう…改めてビックリ! 秋の雰囲気を「味わえた」だけでも儲けものでした。
明日から3日間、本堂では「引聲阿弥陀経会法要」が営まれます。慈覚大師円仁が唐の時代に伝えたというもので、極楽世界の八功徳池の波の音に唱和するとも言われるお経の声がお堂の中に響きます。