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今日の真如堂?


咲き始めた茶所前の萩。背景は本堂

 今日の予想気温は31度。蒸し暑い日になっています。
 「秋雨」や「秋の長雨」といい、9月は雨の日が多いように感じますが、統計上では8月や10月に比べ1〜2日、雨の日が多く、逆に晴れの日が2〜3日少ないだけです。それでもやはり、そう感じるのですね。
 台風15・16号がアベック(今は死語でしょうか?)でやってきています。16号は朝鮮半島に向かっていますが、15号は10日には近畿地方に上陸しそうです。11号の時は、雨戸をはめたりしましたが、おかげさまで肩すかし。今度はいよいよという時まで様子をみようと思っています。

 境内では萩が咲き出しました。まだほとんどの株では咲いていないのですが、茶所前の株がほんの少しだけ。総門前は一株だけが満開になっています。

総門前の萩。満開はこの株だけ。ムクゲもまだ健在です

 真如堂の近くには、「萩の寺」と呼ばれるお寺があり、古壁を背景に萩が咲く様子は風情があります。萩の手入れはさすがに上手で、真如堂でも「萩の寺が枝先を切ったから、そろそろうちも…」と見よう見まねで育てています。それでも、日陰に生えている株はどうしても花付きが悪く、茎も貧弱になってしまいます。
 萩が咲きそろう頃には、そろそろお彼岸。でも、早くも彼岸花がもう花茎を伸ばしてきましたよ。今年は早そうです。

 真如堂近辺では、秋が近づく頃に鳴き出すのはツクツクボウシなのですが、今年はあまり鳴いていないような気がします。ツクツクボウシは、とても非常に敏感で、すばしっこく、子供の時はなかなか捕れない蝉でした。
 ツクツクボウシは都心付近でも減り、逆にミンミンゼミが増えているということですが、最近、日本の気候が亜熱帯化しているとか、ヒート・アイランド現象とか言われることと関係があるのでしょうか。都市化による気温の上昇によって、土壌の乾燥が進んだため、蝉の種類にも変化が出ているという説もあるようですね。
 境内の桜の木に毛虫がついて、枝の下には茶色く小さなフン?カス?が、いっぱい落ちています。ご注意ください。
 夜にはコオロギの音色がやさしく漂っています。日も短くなって、秋の夜長を楽しめますね。