8/11版 

今日の真如堂?


朝顔は涼しげ(苦沙彌自坊)。境内の景色は変化ナシ

 「やっぱり立秋を過ぎると違うなぁ」と思っていたのも束の間。今朝は曇りがちで多少涼しかったものの、見る見る青空が広がり、今日も暑い日になりました。
 それでも、夕方になると、一時のような暑苦しさはありません。何となく涼しげで、虫の音なども聞こえてくるようになりました。やっぱり、暦って正直。
 京都市近辺の雨量は平年の36%。境内のモミジなどでも、弱っていた木は真っ先に枯れてきてしまいました。また、秋の紅葉が心配です。

 本堂では、10日に、精霊迎えの盂蘭盆施餓鬼大法要が営まれました。一般にお盆の本番は13日からですが、この法要が終われば真如堂はもう本番突入!
 苦沙彌の自坊では、8月に入るやいなや、お盆の棚経を開始。西は兵庫県、東は琵琶湖の東岸側まで。大法要以降は京都市内を中心に、16日に送り火が灯るまで、約230軒を駆けめぐります。毎年、酷暑の中、決死の大事業です。
 1日何十軒も回っていると、段々頭の中が朦朧としてくるのですが、お盆にしか伺わない家もあり、時間を急く割にはいろいろな話も出て、なかなか楽しいです。お宅に伺うことによって、親しみも増します。この時とばかり、お経が始まっているのに、まだ後ろでしゃべり続けているおばあちゃんなどもいて…。でも、体はヘトヘト、度重なるお茶攻勢でお腹はチャポチャポ。贅沢な悲鳴です。
 この一大事がある夏が、暑いか涼しいかは大問題。7月のような暑さが今も続いていたら、倒れていたかも知れません。
 これから数日は、「京都にこんなにたくさんの坊さんがいたんだなぁ」と思うほど、たくさんの坊さんに出くわします。


お花が供えられたお墓も多くなってきました

 墓地もお参りの人で大にぎわい。
 お墓にお供えが上がると、カラスの数も比例して増えます。特に朝夕は「カァーカァー」とうるさいほど。
 新設した「Live中継」の映像にも、カラスが点描のように写ったり、いきなりカメラの前に大きく写ったりすることがあり、ジッと見ているとなかなか愉快です。
 お墓といえば、皆さんの地方のお墓と、形や様子がちょっと違いませんか? 石の種類が違ったり、形が違ったり、あるいは卒塔婆の有無が違ったり。お墓も地域性や宗派色の強いものですね。

 今日から帰省ラッシュ。帰省から戻られてからこのページをご覧になる方もおられるかも知れませんね。また、ボードにお盆休みの様子など、お知らせください。

 さぁ、16日まで頑張るぞ!