8/4版 

今日の真如堂?


塔をバックに咲く百日紅。まだ咲き出したところ

 もう「暑い!」というのにも飽きたこの頃。京都では、最高気温が37℃、38℃と、35℃を軽く上回る日が続いています。
 夕方になって一天にわかにかき曇り、夕立が来るのかなぁと期待したら、雷が2〜3回鳴って終わり。そんな日が続き、実際に雨が降ったのは1度きりでした。地面もカラカラに乾いてきています。

 8月に入り、早くもお盆の墓参をする人が増えてきました。「お盆には実家に帰りますので」という人、「母の介護の関係で」と言う人。それぞれの都合で早めのお墓参りをされますが、昼間の墓地の暑さといったら大変なもの。墓石が焼けていて、暗くなってからでもムンムンしています。墓地の井戸も、この小雨で干上がる寸前です。

 塔の東側にある百日紅がようやく咲き出しました。
 この百日紅、最近、色も冴えず、花付きも悪く、あまり元気がありません。
 古い図面を見ると、塔の周りにはもっと多くの百日紅の木が植わっていたようですが、今は塔を挟んで2本の木があるのみ。両方とも元気がありませんが、太陽を好む百日紅のこと、他の木が大きくなって、日当たりが悪くなったのが不調の原因なのかも知れません。
 一方、苦沙彌自坊の百日紅は、いたって元気。紅白の花が1本の木に咲き、めでたし目出度し。でも、毎日落ちる花殻の掃除は大変です。やっても、振り返るとまたいっぱい落ちているので、しばらく掃除は「やめ〜た」。

 今朝はセミの声がうるさいほどでした。ミンミンゼミの鳴き出して、大合唱です。
 自坊門前の紫陽花園を早朝歩いていたら、驚いたセミが、次々飛び立ちました。きっと夕べ羽化したてのセミたちです。
 よく見ると、紫陽花の枝のあちらこちらに、セミの抜け殻がいっぱい。ここは土も適当に軟らかく、腐葉土もあって、セミには極楽なのかも知れません。
 その横の水かさの減ってしまった池では、オタマジャクシや、メダカの子、ヤゴなどが大きく育っています。
 しばらくいても飽きない空間です。


屋根の上のライブカメラ。大きな照明は塔ライトアップ用

 さて、下のメニューに「Live中継」が加わりました。
 少し前から、ライブ画像をお届けしていましたが、グレード・アップして、3秒に1回程度更新される、より「生」に近いものとなりました。
 まだ時々ストップしたり不安定さは残っていますが、よく見ると雲や木の梢が動いているのがわかります。
 写真の、塔ライトアップ用照明の上に見える黒いものがカメラです。そして、その横の窓のある部屋が苦沙彌の自室で、ここから映像を配信しています。
 左に枝が見えますが、これは花梨の木で、今大きな実が10個ほどついています。秋に花梨酒にでもしようかと楽しみにしています。

 北日本をのぞいて、しばらくカンカン照りが続きそうです。台風9号が適当に雨をもたらしてくれることを願いましょう。
 熱中症に御用心ください。