6/30版 

今日の真如堂?


咲き出した木槿(むくげ)の花

 蒸し暑い日が続いていますが、夕べは夜半から雨が降り、窓を開けていると涼しすぎるぐらいでした。
 「京都の夏は暑い」と言われますが、間違いありません。最高気温は連日30度を超えるようになりました。近畿地方の天気予報を見ていても、京都の気温が他府県より高いことも多く、盆地特有の暑さは気温であらわされている以上ではないかと思います。
 今日6月30日は1年の折り返し点。神社などでは「夏越しの大祓」が行われ、芽の輪をくぐって半年間に積もり積もった罪穢れを祓い清める行事などが行われます。それにしても、もう半年経ってしまったのですね。「うかうか1年」と、どこかのお寺の掲示板に書いてありました。


梢いっぱいについている菩提樹の実

 境内では、木槿(ムクゲ)の花が咲き出しました。これから秋のお彼岸頃までの長きにわたり、ずっと楽しませてくれる木槿ですが、この花には夏の濃い青空が似合います。梅雨空はちょっと不似合いかな。
 また、本堂前の菩提樹は梢いっぱいに実がついています。菩提樹は花が終わるやいなや実を付けますが、その実ももう4ミリほどの大きさになっています。南天など梅雨期に咲く花は、天候によっては実の付きが悪くなりますが、菩提樹の開花から実付きまでの時間の短さは、天候に左右されずに種を守ろうとするかのような強い「意志」を感じます。樹全体、見るからに菩提樹となった感がします。


細い尾のついたのがオタマジャクシ

 さてさて、前回の更新後の日曜日、池を見に行ったら水につきだした竜のヒゲの茂みの下に、モリアオガエルの卵塊を発見しました。
 今年2つ目のこの卵塊も小振りで、何となく頼りなさげだったので、「これもダメかなぁ」と落胆していました。
 昨日、池を見に行ったら親亀が水中に潜んでいるので、これはもしやと思ったら、卵塊が溶けて崩れたようになっています。池の中を注意深く見てみたら、いました居ましたオタマジャクシ! 体長1センチほどの小さなオタマが50匹ほど。今年最初で最後の孵化です。
 亀の餌にならないよう捕獲しようとしたのですが、小さな体でとてもすばしっこく、なかなか捕まりません。あまり追いかけ回されてもストレスだろうし、これだけ俊敏なら亀とも勝負できるかな…食物連鎖もしかたないかなぁ…と思い、8匹を水槽で飼うことにして、あとは自然に任せることにしました。
 お腹にはまだ卵の名残の白い塊をつけています。きっと栄養が詰まっているのでしょう。
 池の内外には、亀の親子、大きなアオダイショウ、時々来るサギなどの天敵がいっぱい。無事に育って欲しいものです。

 自宅サーバーが稼働して1週間が経ちました。今のところ、何とか動いているようです。激励、ありがとうございました。