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今日の真如堂?


中央がモクゲンジ。背景の丘は吉田山(苦沙彌自室より)

 晴れていても晴れていないような、梅雨らしいお天気が続くようになりました。この時期の天気は予報官泣かせなのか、はずれることも多いように思います。「晴れる」と言われても、傘が手放せません。
 21日が夏至。ご存じの通り、太陽が天球上の最も北に位置し、北半球では太陽が最も高い位置に来て、昼間が最も長く夜が最も短くなります。 でも、曇天の影響で、昼が長いという実感がなかなかわいてきません。
 ちなみに、太陽が高くなる頃にもっとも暑くなるはずですが、地球を取り巻く大気の、暖まりにくく冷めにくい性質のために、実際には太陽高度の変化と気温の変化にわずかなずれがあるということ、だからもっとも暑い日は夏至より遅れてやってくるということらしいです。

 さて、先週は本堂前の菩提樹の花をお伝えしましたが、今週は苦沙彌自坊前の菩提樹の花の話題です。
 「菩提樹」といっても、本堂前の菩提樹はシナノキ科、苦沙彌自坊前のはムクロジ科 、そしてインドの菩提樹はクワ科。みんな違う木なのです。
 苦沙彌自坊前の菩提樹は、「センダンバノボダイジュ(栴檀葉の菩提樹)」と呼ばれ、「モクゲンジ」が正式名。本州の日本海側や朝鮮・中国に分布しているらしく、自坊前の木は住職が房総半島の笠森寺からもらってきた種を発芽させたものです。
 樹齢30年未満だと思いますが、京都では珍しいため、京都市が進めている「区民の誇りの木」の一つに選ばれ、先日、広報誌で開花していると紹介されたらしく、見学者があとをたちません。でも、花が小さく、黄色くてあまり目立たず、また真下からは葉に隠れてあまり見えないため、見に来られた方ほとんどの方は「どこだろう?」と探しておられます。
 花後すぐにほおずきのような実をつけ、その中には幾粒かの黒い実が入っています。数珠にするには小さいのですが、数珠玉のようでもあるところから「菩提樹」と命名されたのでしょう。
 今週いっぱいが見頃でしょう。


自室のパソコン。右端は拾ってきて“天日干し”したら動いたPC。その左の下がサーバー機、上に置いてあるのが自作機“Jun_tec”。その他プリンタ、スキャナーetc

 今日から苦沙彌自室のサーバーが稼働しました。表紙から「苦沙彌自宅サーバーへ」を選ばれた方は、自室サーバーのデータをご覧になっているわけです。
 今月よりADSL常時接続回線になったのを契機に、手元に眠っていた古いパソコンを使って立ち上げ、kushami.comkusyami.com の独自ドメインを取得して運営しています。
 まだまだ動作が不安定ですし、古いパソコンがいつクラッシュするかわかりませんが、日本中? 世界中から自室サーバーにアクセスがあるなんて、すごくロマンがあると思われませんか? (ハッカーは困りますが…)
 繋がらない場合は「またコケているんだ」と一笑に付していただき、従来のアドレスからご覧くださいネ。

 「梅雨寒」という言葉もあります。体調をこわされませんように。