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今日の真如堂?


早くも咲き出したガク紫陽花

 18日の最高気温は29度。19日は29度、20日は今年初の夏日32度の予報。昼間はちょっと動いただけでも汗が流れ出します。でも、屋内でじっとしているとちょうどいいくらいで、夜は窓を閉めておかないと風邪をひきそう。

 木々の新芽の延びも一段落したので、時間のある晴れた日には、垣根の刈り込みや込み合った枝の剪定、害虫の駆除など、植木屋さんと間違われるような仕事に精を出してしています。
 久しぶりに使う道具もあり、まずはその調整。先日から、噴霧器を修理に出したり、刈り込み機(ヘッジトリマー)を分解したりと、下準備にずいぶん手間取りました。
 枝打ちのために2階の屋根ほども高い杉の木に登ったりしましたが、やはり足がすくみます。子供の頃は恐いとも思わなかったのに…。いずれにしても、汗をかいた後のビールが美味しい季節となりました。


苦沙彌自坊前庭の黄ショウブ

 季節の移ろいは早いもので、もう紫陽花の花が咲き出しました。
 咲き出したのはガクアジサイの一種「濃紫」。見たままの、あまりにも飾り気のない名前ですが、その名に相応しく、これからもっともっと深い紫色に変化していきます。紫陽花の雨に濡れた姿はいずれも綺麗ですが、この花は特にそう感じさせてくれます。
 自坊の前庭の小池では、黄菖蒲が満開を迎えました。
 いつも、モリアオガエルが産卵するこの池、先日からは蛙の鳴き声が聞こえ始めています。様子を見に行くと、チャポンという音をさせて水の中に飛び込み、水面下でじっと息をひそめています。
 最近、池の端に猫の姿をよく見るようになりましたが、この蛙を狙っているのかも知れません。無事に産卵してくれるといいのですが。昨年の初散乱は24日。もうそろそろかも知れません。


収穫した野いちご

 先週はサクランボでしたが、今週は野いちごです。
 境内の野原で雑草にまみれて赤い実を付けています。ボクが子供の頃には学校の行き帰りに競って採って食べましたが、今の子供は採りもしません。おいしさを知らないのでしょうか? 時々実の中に蟻などが入っていたりすることもあって、食べるときには注意を要しますが。

 こうして四季折々の変化に気をとめていられる毎日は、とても豊かな心持ちがします。自然って本当に素晴らしいですね。