4/21版 

今日の真如堂?


鐘楼まわりの八重桜 4/20

 夕べからまた冷え込み、今日は昨日に比べて7〜8度も気温が低いとか。いったん仕舞いかけたフリースを引っ張り出し、また着ています。お天気が安定するまで、まだしばらくかかるのでしょうか。
 テレビで見ていると、桜前線も東北地方の方まで到達したようですね。富山の立山のドライブウェイが開通したとも報じています。平地は春、山はようやく春の兆しですね。
 次々といろいろな花の咲くこの季節、花を求めてあちらこちらへお出かけになる方も多いと思います。新緑もきれいですねぇ。花粉よけのマスクをかけている人の数も、少し減ったようですね。


ツツジやさつきも咲き出しました

 境内では、八重桜・椿・山吹・馬酔木、それに藤も満開になってきました。
 でも、しばらく雨が降っていないため、黄砂や花粉で新緑も少しほこりをかぶったような感じ。今日は雨が降る予定でしたが、今のところほんのお湿り程度。ほこりを洗い流すような雨がザッと降ってくれればいいのですが…。
 それに、樹の下はやはり花柄やもみじの花のカスでいっぱい。
 境内にとめてある車は、そんなカスやもみじの花から落ちてくる樹液、それに黄砂や花粉で、ベタベタのドロドロ。毎日、ワイパーの掃除をしないと、役に立ちません。
 以前所有していた車は、そんなカスがカーエアコンの冷却器に詰まり、こわれてしまいました。


シャガの花

 境内のあちらこちらでは、シャガの花が咲き出しました。
 土留め用などに斜面などに植えたのが少しずつ広がってきたのです。シャガは地下茎でどんどん繁殖し、簡単に植え替えられて、花もご覧のように可愛く、とても有用な草花です。
 写真うつりが悪いのですが、アイリスを小さくしたような花で、薄い紫色と山吹色の模様があります。
 また、白山吹も今が満開。黄色い山吹は垂れるように枝が伸びますが、白山吹は低木。花後に黒い実を付け、これもまた艶があってきれい。もっと白山吹を殖やそうと、ただ今種まき〜植え付けの最中です。
 紫陽花のつぼみが姿を見せてきましたね。桜からツツジ、そして紫陽花と一気。もっと一つ一つゆっくり楽しませて欲しいですね。


「花の木」の種

 いろはもみじなどに先駆け、本堂前の「花の木」の枝に、種が付いています。
 ちょうどゼンマイを巻くハンドル?のような格好のものが2センチほどの軸にぶら下がり、たくさん付いています。
 花の木はいま真っ赤な新芽が徐々にあまり鮮やかな緑に変わり、この種と合わさって、モスグリーンのような色彩を見せています。
 もうしばらくすると、この種が少し赤く色づき、クルクル回りながら落ちてきます。本堂前の白砂の中からこの種を選んで掃除するのも、また根気のいる作業です。
 そう考えると、一年中、折々の作業があって、飽きるということがありません。そうこうしているうちに1年が経ってしまう。
 人の一生も、そうかも知れませんね。