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今日の真如堂?


新緑が美しくなってきた境内

 突然、真夏日になったかと思うと、また肌寒い日が戻ってきます。
 ここ数日の気温をみてみると、9日最高気温21.8℃/最低気温15.5℃、10日26.7℃/12.5℃、11日26.6℃/13.1℃、12日17.3℃/14.5℃、13日18.5℃/7.3℃と、日によって大きく違います。
 上着が必要だったり、肌寒いかなぁと思って着ていくと手に持つ羽目になったり…。

 境内では、桜はすっかり終わり、新緑がきれいになってきました。でも、桜は花殻が残っていたり、もみじも花が咲いたりして、いずれも赤い色が目立ちますので、すっきりした緑ではありません。また、桜の花びらやその花殻、もみじの花がいっぱい降るように落ちてきて、樹下は散らかっています。
 境内は花盛り。染井吉野に変わって、山桜や八重桜が咲き出し、椿、山吹、シャガ… サンシュユはそろそろ終わり、馬酔木はまだ楽しめます。桃や木蓮も咲いていますね。
 でも、空はどんより花曇り。
 「古来『花咲く時風雨多し』と言って、薄い霧のようなものを生じ、またこまかく暖かい滴のような雨が降る。花曇りによって頭痛や眼まいを起こす人もある。『ようず』とか『南気』とも言っている」(山本健吉著『基本季語五〇〇選』講談社学術文庫)とか。
 花曇りは「養花天」ともいうらしいですが、いかにも雰囲気のある表記ですね。
  夜に入れば月明かや花曇    虚 子
 先日は、東山の上にポッカリと満月。11日〜13日には、平安神宮の神苑で「紅しだれコンサート」が催され、その音がボクの部屋まで聞こえてきました。昨年、参加した経験があるので、想像の中でコンサートが楽しめました。月に妙なる音楽。思わず杯を傾けたくなりました。

三井二木会慰霊碑横の椿のじゅうたん(本堂裏)

 京都では、これから御室仁和寺の桜が見頃を迎えます。また、周山の常照光寺の桜もきれいでしょうね。
 でも、先週に比べて、人出は確実に減りました。先週はお天気もよく、桜も満開でしたからね。次の人の波は5月の連休でしょうか。

 大文字山の中腹に桜が咲いているのが遠目に見えます。山も次第に新緑の季節。レンゲツツジなども咲き出して、散策の好期を迎えます。テント担いで近郊の山々を巡り、夏山のための体力づくりをしようかなぁ。

 新入生、新入社員の皆さん、異動があった方、少しは慣れましたか? 春は心身共に不調になりやすい季節。ボチボチやりましょう!