3/31版
今日の真如堂? |
今日は1日晴れたり時雨れたり。時には雨が固まりかけ、西山は少し白くなり、北山は見えません。
昨日、初春の散策を楽しもうと比良山系に出かけましたが、山上は前夜から10センチ以上の積雪があり、あやうく雪に道を見失うところでした。
季節が1ヶ月戻ってしまったようなここ数日。桜の花も一気に開花するかと思っていたら、すっかり足踏み。先週の予想では今日明日にも満開ということでしたが、染井吉野はまだ3〜4分咲き。明日から平年並みのお天気に戻るということですから、4〜5日もすれば満開になるのではないでしょうか。
それでも境内ではいろいろな花が咲いています。桜、椿、サンシュユ、紅梅、馬酔木、もみじの新緑…あとは暖かくなれば春爛漫気分。
花見を楽しみにお弁当を持参した人たちも、さすがに今日はお気の毒です。
馬酔木が咲いたとお知らせしてから、もう2ヶ月になります。今もまだ満開で、あとしばらくは見頃が続きます。
馬酔木は古来より日本人に親しまれ、万葉集には馬酔木を扱った愛の歌が数多く載っているようです。
この木に毒があることはよく知られていますが、実際に馬が食べたりすることはないとか。そういえば、奈良の春日大社には馬酔木がたくさん植えられていますが、何でも食べる奈良公園の鹿でもさすがに食べないとか。
この毒は、アセボトキシンというもので、花や葉に含まれ、嘔吐、呼吸麻痺を引き起こすようで、何でも、昔はくみ取り式便所の殺虫剤などに使われていたそうです。
葉は3枚、花は3個ぐらいで腹痛、嘔吐、下痢を起こすということですから、侮れないですね。でも、手で触れるぐらいでは大丈夫ということです。
もみじの新芽が出始めましたが、これからしばらくすると赤い花をつけます。緑と赤のコントラストも綺麗です。
そのうちに藤の花も咲き出し、八重桜も開花します。
そう考えると、1年ってアッという間ですね。
さぁ、明日から4月ですね。
インフルエンザが再流行しているようです。ご用心ください。