2/10版 

今日の真如堂?


チラホラ咲いている紅梅の若木。まわりの木々は葉を落として、枝のみ

 立春を過ぎると、何となく気分は「春近し」。少し暖かい日があったと思えば、急に逆戻りをしたりという繰り返しながら、何となく明るい気分?
 でも、まだ木々や草花が動き出すには間があります。昨日から、このページの更新のことを考えると、ネタ不足で憂鬱気味でした。
 自坊の前庭に1月半ば過ぎから紅梅が咲いています。もう終盤に入った様子ですが、その横の白梅も咲き出しました。
 この紅梅は植えてから5年ほどしか経たない若木。まだ、人の目を引くほどには花をたくさん付けませんが、まわりが葉を落とした枝ばかりなので、“実力以上に”目立っている気がします。紅葉の頃に、いくら一所懸命咲いたとしても、大して目立たないでしょうに。何となく得している木です。

 2月12日は、真如堂開創の願主 東三条院(藤原詮子)の1001回忌の命日。真如堂の僧11名がそろって、墓所のある「換骨堂」にお参りに行きます。この日は雪になることもたびたび。衣をまとって、足下は長靴ということも、かつてありました。天気が心配です。
 昨年も書きましたが、『大鏡』によると、東三条院の命日は12月22日。どうして、墓所のある真如堂の記録と違うのやら。謎のまま、ずっと2月12日の墓参を続けています。

 15日は、京都の天台宗寺院の涅槃会が本堂で執り行われ、「涅槃講式」という珍しい法要が修せられます。今の時期の本堂での法要は、本当に“修行”です。
 真如堂の涅槃会は3月。大涅槃図の公開も3/1〜4/8の予定ですから、お間違いにならないように。

 今年は花粉の飛散が強烈とかの予想。花粉症の方は今から治療を始めてくださいとのこと。真如堂境内も花粉は多いですから、ご用心。