12/16版 

今日の真如堂?


葉を落とす枝が増える中、わずかに残るもみじの葉

 時々、寒さが身にしみるようになってきました。先日も白いものがチラチラ。
 考えてみれば、今年もあと2週間。今日から年賀はがきの受付も始まり、気ぜわしさがいっそう募るようになってきました。
 21日は冬至。明るい時間が短いと何だか損をしたような気になりませんか?

 境内では相変わらずもみじの枯葉の収集作業が続いています。
 本堂の前付近は一段落。正面石段両側のもみじの梢には、まだ少し枯れて茶変した葉がついています。本堂裏の散りもみじも、そろそろ終わりに。今までに何度も集めていますが、まだまだ尽きるまでにはいたりません。今年いっぱいかかるでしょうか。

 しかし、秋のシーズンとオフの今とではこんなにも違うかなぁと思うぐらいです。
 ウィークデイの拝観者は10人台まで急下降。最盛期は1000人を超えるのですから、100倍以上の差。大晦日には500人程度の方が除夜の鐘を撞きに来られますが、それまではガラ〜ンとした境内。
 でも、ボクは断然今の季節が好き。のんびりした雰囲気と凛とした雰囲気の両面が、訪れる人の気持ち次第で味わえる気がします。

 本堂で展示されていた『観経曼陀羅』や『安倍晴明蘇生図』も、今はお蔵入り。たくさんの方々にご覧いただきました。
 今の宝物展示は、まぁいえばアリバイ的かな。義政寄進の油壺と同じく本堂再建の教書、それに秋の説明でくたびれた職員が説明しやすいように秀吉と家康の掛け軸など。マニアックではないですが、間が抜けた感がいかにも今の真如堂っぽいです。

 さぁ、これからは大掃除や迎春準備が本格化します。いよいよ師走らしくなってきそうです。