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今日の真如堂?



真剣な表情で写生をする小学校3年生。視線の先には三重塔。

 小雨が一転して大雨に。一年の降水量の1/3が1日にして降り、大きな被害を受けられた名古屋の方々。テレビの映像で見ているだけでも大変。心からお悔やみ申し上げます。
 以来、不安定なお天気が続いています。今日も午前・午後共に降水確率予報は50〜60%。朝、パラッときたものの、その後はカンカン照り。おまけに湿度が高く、汗が拭いても拭いても流れてきます。

 お天気の様子をうかがいながら、地元の小学生が写生をするために境内にやってきました。小学校3年生だから、さぞかし賑やかだろうと思いきや、皆、真剣。ほとんどの子供が三重塔のほうを向いて一心に下絵用の鉛筆やコンテを動かしています。
 塔のてっぺんから描く子、下の階段から描く子など様々で、そんなに大きく描いたら最上部の九輪だけで画用紙が足りなくなるよという絵や、大きくデフォルメする子など、とても愉快でした。


ボツボツ咲き出した彼岸花。境内の場所によっては、まだ花茎だけ。

 境内には萩の花を求めて散策する人も増えてきました。萩の花の盛りまではまだあと少しかかりそう。最盛期はお彼岸中日過ぎになるかもしれません。
 お彼岸といえば、来週水曜日が入りの日。早いですねぇ。彼岸花の咲き始めました。他の花がみな少し遅れ目だったのに比べて、彼岸花は「定刻」通り。彼岸中日頃が盛りかな。彼岸になればちゃんと律儀に咲いてくれる彼岸花は、人間で言えばいざという時に一番信頼できる堅実な友人のようなものかな?
 「暑さ寒さも彼岸まで」。今が最後の酷暑でしょうか。

 三条通の京都文化博物館で開催される「京の匠展 伝統建築の技と歴史」(9/30〜11/5)に、『真如堂縁起絵巻(写本)』が展示されます。
 絵巻の中に本堂造立や棟上げの様子を描いた場面があるのですが、そのようなものは珍しいらしく、時々出展依頼があります。応仁の乱の場面も展示されるのかな? ご縁がある方はどうぞ。
 なかなかユニークな博物館ですよ。