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今日の真如堂?



境内の千体地蔵前での地蔵盆。子供も少ないなぁ…。

 暑ーいお盆もようやく終了! 今年のお盆は本当に暑い日の連続でしたが、天候が安定していたお陰で、棚経の途中に雨に降られるということもありませんでした。
 16日の送り火もよく燃えました。今年は大晦日にミレニアムを記念してもう一度点火されるとか。
 お盆以外で送り火を点火したのは、1890年の琵琶湖疏水通水式や1935年の室戸台風による木の供養など今までに6回あるそうですが、五山すべてというのは今年が初めて。京都市長の発案に、大文字五山保存会連合会などが付き合う格好になったようで、「平和や心の豊かさなど新世紀への希望を送り火に託す」という趣旨のようですが、ただのイベントになってしまうのでしょうか。

 送り火が終わったと思ったら、急に天候が不安定に。夕立や雷雨に見回れる日が続いています。17日はまた落雷の被害。今度は直接落雷したわけではなく、誘雷のいたずらで、火災報知器などの基板、電話やインターホンなどが多数こわれました。
 8日の落雷による修理も済んでいないというのに、大打撃です。

 さて、この土日の京都市内は「地蔵盆」のラッシュです。
 もともと24日がお地蔵さんの縁日で、その前の22・23日などに行うのが旧来の風習でしたが、それでは仕事の関係で手伝いが集まらないという理由で、多くは土日に催されるようになりました。
 真如堂のある真如町西部でも、境内の千体地蔵前を会場に行われ、終日子供たちの歓声が響いています。
 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道をさまようすべての衆生を救う大慈のお地蔵さま。賽の河原でお地蔵さまが子供を救われる話があるように、子供にとってはもっとも縁の深い仏さまといえるでしょう。
 お地蔵さまの前で、町内の子供や大人が集まって、いろいろな遊びをしたり、福引きをしたり、大人たちの社交の場ともなる地蔵盆。遊びの内容が、みんなでするものから、テレビゲームなどに変わり、ただ集まっているだけという感もありますが、夏休み終了前の子供たちにとっては最も濃く地域を意識する時間になります。

 私にとっても「濃い」8月もあと10日。
 今日は雷ガード機器を買ってきて、電源や電話の回路に取り付けました。雷様、どうかもうご勘弁を。