８／６版　

盛夏に咲く総門前のムクゲ

　毎日３５度、３６度。夕立さえ降らず、土はカラカラに乾き、割れてきています。蝉もこの暑さで少々鳴きくたびれている様子。
　考えてみれば、年に一度の虫払会(7/25)だけ雨。誰のせい？　毎日が人間の虫干しのよう。本当に暑い夏ですね。

　８月に入って、真如堂はお盆で活気づいて？きました。８軒ある塔頭の大半はもうすでにお盆の棚経を始めています。本番の１３日からの数日ではとても回りきれません。まずは遠方から回り、徐々に市内中心部に入ってきます。街で坊さんの姿を見かけることも多くなりましたよ。

　境内ではムクゲと百日紅の花が咲いています。ムクゲは多少水が欲しそう。百日紅は青い空によく似合いますね。「夏の花第１番」といった感じです。

　雑誌などに真如堂のムクゲや百日紅が紹介されることがあるので、それを見た人が時々訪れます。でも、正直言って、写真の方がいいですよ。写真は一番に良い部分をクローズアップして見せます。それを見た人の何割かの人は、そういう光景が広がっているように勘違いして来られます。そして、「写真と違う」。そりゃぁそうですよねぇ。
　どうです、写真のムクゲ。涼しそうに見えるでしょう？　３６度の炎天下に咲いているのに、写真では暑さを感じさせませんね。人間もこうありたいなぁ。？？？

　先日のターミナルアダプタおシャカ騒ぎに続き、今度は携帯のメモリが黄泉へ。寿命と言われて仕方なく携帯を買い換え。何だか御難続きですが、携帯はｉモードになって、ささやかながら苦沙彌のＩＴ革命。棚経の合間に、電話番号をメモリに入れる毎日です。

　あと１０日間はお盆三昧。