７／２９版　

住職が接ぎ木をした紅と白に咲き分ける吉祥院の百日紅

　早朝は典型的な夏空でしたが、お昼には曇ってきました。台風の影響で天気が不安定だと、予報では言っています。

　２５日の虫払会は雨により中止。中止になるのは、何年ぶりかの珍しいこと。中止を知りつつお参りくださった団体もおられ、わざわざお越しいただく方のためにと『真如堂縁起(写)』を特別展示。でも、一般の拝観者は８名だけ。ここしばらく、拝観者が５名以下という日もよくあり、職員はガッカリ顔。
　２５日の雨以降、急に涼しくなり、夜もさほど寝苦しくない日が続いてきましたが、今夜は暑くなるのかなぁ。

　境内では、あちらこちらの塔頭でチョッキンチョッキン植木屋さんのハサミの音がしています。お盆を控えて、化粧直しといったところでしょうか。
　京都のお盆の本番は８月１３〜１６日頃ですが、檀家の多い寺はそれぞれのお宅を回る「棚経」がその期間だけでは回りきれません。真如堂では１３日に先立って１０日にお精霊迎えの法要をしますし、吉祥院では１日から棚経を始めます。
　「儲かりますね」と下世話なことをいう人もいますが、一っ飛びに９月になってくれないかなぁというのが正直な感想です。

　今はムクゲぐらいしかお伝えするものがありませんが、写真の吉祥院の百日紅は紅白を咲き分ける珍しいものです。白が先に咲き出し、紅はまだ３分咲き程度。見頃は１週間先かな。