７／１７版　

自衛消防隊と京都市消防局による放水

　「暑いですねぇ」。毎日繰り返されるこの挨拶。言わないでおこうと思いますが、やっぱり暑い。
　昨日の京都の最高気温は３６．７度。体温と一緒でした。

　今日は祇園祭巡行。街中では京都らしい風景が展開されているのでしょうが、真如堂ではサイレンや号令が響いています。
　今日は消防訓練。真如堂の僧侶や職員で構成する自衛消防隊と京都市消防局が本堂を火点と想定して放水。本堂からは文化財に見立てた段ボール箱を運び出し、参拝者を避難誘導。
　アッという間の訓練でしたが、蒸し暑い炎天下に加え、放水の水しぶきを浴び、全身ビッショリになりました。

　３月から行ってきた防災工事の点検と新しい設備の使い方の練習も兼ねて行われた訓練。これでやれやれ一段落。せっかくの設備ですが、使わなくてもすみますように…。

今の時期の花はムクゲ一色

　 　この１週間でほとんどのムクゲの花が咲きそろいました。毎年のことですが、この時期はムクゲ。
　暑い季節にはピッタリな気がしますが、炎天下でちょっとかわいそう。

　最近、真如堂の中ではあまり僧侶の姿を見ません。暑いから？　お盆の準備などが忙しいのです。お盆の案内を作ったり、塔婆を書いたりと、盆本番までにやっておかなければいけない仕事が一杯。肝心のお盆には、みんな棚経へ行って、お寺にはいなくなってしまいますので。
　だから、最近は顔をあわせれば、「塔婆は書けましたか？」などという挨拶が交わされています。

　来週２５日は、真如堂の宝物を土用干しする「虫払会」です。
　２００点ほどの掛け軸などが一挙に展示されます。ぜひ、お越しください。雨の場合は中止です。