6/11版
山法師(ヤマボウシ)の花 |
今年の梅雨入りは平年より1日遅れの9日。今日は「梅雨」の名に恥じないようなシトシト雨のお天気です。
境内のもみじの枝が垂れ下がり、傘をさして歩くときはいつもより気をつけて前を見ていないと枝にたまった滴の洗礼をうけることになります。
防災工事で掘り起こした赤土が雨でぬかるみ、石畳に赤い足跡を付けることもあります。でも、この梅雨の度重なる雨で、「地固まる」となるでしょう。
紫陽花もいろいろな種類が咲いてきています。
ヤマボウシの地味な白い花が咲いてきました。でも、この白い花弁のようなものは総苞片で、本当の花はその真ん中にチョボッとついている丸い形のもの。
アメリカハナミズキのような派手さはないものの、梅雨の空のもと、地味に咲くヤマボウシはなんとなく日本的な気がします。
菩提樹の花のつぼみ |
本堂前の菩提樹の花の蕾が大きくなってきました。あと1週間か10日ほどで開花するのではないでしょうか。
京都と大阪をつなぐ京阪電車のポスターに、今、本堂をバックにしたこの菩提樹の写真が使われています。
そのせいでしょうか、「菩提樹は咲いていますか?」という電話がかかったり、この花を見るためにわざわざ来られる団体があったり。
「花」というにはあまりに地味な花ですが。南天の花も今咲いていますが、こちらも地味です。梅雨の花は、紫陽花を除いて、結構地味なのかな。
防災工事もあと1週間ほどでほぼ仕上がりそうです。後は境内整備。夏過ぎにはそれも一段落するでしょうか。