5/27版

今日の真如堂?



咲き出した紫陽花の花

 今日は朝から雨。午前中の降水確率は50%、午後70%、夜は90%の上に荒れるとか。昨日までの晴天続きから、また梅雨の走りのような天気に変わっていく前触れでしょうか。

 紫陽花の花が咲き出しました。
 この花は毎年一番先に咲き出す「黒姫」と呼ばれる種類。他の紫陽花は、まだまだ知らん顔ですが、「黒姫」は今日の雨をいち早く浴びて、みずみずしい花を咲かせています。
 これから2ヶ月足らずの間、いろいろな紫陽花が入れ替わり咲いてくれます。
 最近、花屋さんで売っている紫陽花は、日本から西洋に輸出されて改良を加えられ、再び逆輸入された、大きな派手な彩りの花が多いですね。
 洋式のリビングなどに飾るにはそれもいいでしょうが、お寺の境内にはこういうガクアジサイや昔ながらの紫陽花が似合いますね。雨に重たそうに首を傾げる紫陽花にも、風情があります。

5/24に産み付けられたモリアオガエルの卵塊

 さて、この季節のこのページのお決まりといえば、モリアオガエルの産卵の話。毎年、ツツジ、紫陽花、モリアオガエル、菩提樹の花と同じように話題が巡ります。
 24日、今年始めてのモリアオガエルの卵塊が菖蒲の葉に産み付けられました。
 場所は、苦沙彌自製のビオトープ。前回、トンボの産卵をお伝えした池です。
 たいてい最初の卵塊は濃度が薄そうというか、頼りない感じのものが多いのですが、今年のはしっかりしています。
 10日ほどでオタマジャクシになるようですが、雨などの気候にも左右されます。晴天続きだと卵塊が干からびてしまい、また大雨だと長されはしないかと心配になりますが、今日の雨は潤いをもたらしてくれているように感じられます。
 でも、カエルを求めてヘビも来そう…。ビオトープだから、それもやむなし。でも、何が嫌いって言われれば、二もなく「ヘビ!」と答えるボクにとって、この食物連鎖は止めて欲しいというのが正直なところです。
 ヘビといえば、本堂の裏に最近マムシが出没します。複数の職員が遭遇したというので、「マムシ 毒ヘビ 注意」の看板を立てました。「マムシ」だけでは、毒だと思わない人もいるようなので。
 そのあたりには、野良犬も出没します。餌をやりにくる人がいたりして、5匹ぐらいに増えているようです。

 本堂裏のマムシと野良犬にご用心。