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今日の真如堂?



高さ3メートル以上の吉祥院前の大ツツジ

 一気に暑い日が続くようになりました。ゴールデンウィーク明けの1週間、お仕事も辛かったのではないでしょうか?

 あちこちで祭りの提灯などを見かけますが、京都でも15日は葵祭り。ボクはいまだかつて見たことはありませんが、優雅なのでしょうね。
 郊外へ行くと、田んぼに水が張られ、田植えの準備。連休に田植えを済ませたところも多いようで、細い苗が風にそよいでいます。

 境内はもみじなどの若葉がまださわやかですが、そろそろ緑も濃くなっていくでしょうね。

 今日、本堂裏の三井二木会慰霊塔前で、会員25社の物故者追善法要が営まれ、各社の総務部長さんが参列されました。


三井二木会慰霊法要

 この法要も今年で10年10回目。10年の間には会社の合併や社名変更も多く、今回は商船三井、中央三井信託などが、次はさくら銀行の名前も変わります。慰霊塔裏の社名を記した銘板も、最近の社名変更ラッシュで、しばらく様子見。こんなところにも、企業の再編を感じます。
 考えてみれば、先週のこのページでお伝えした三井高利氏がおられなければ、今日のこの集まりもなかったわけで、没後306年経って今なお日本に大きな足跡を残しておられる故人の偉大さを感じざるを得ませんね。
 総務部長さんたちの平均年齢は55才ぐらい?住友グループの方が2才ほどお若いとか。「へぇ〜、ボクより一回り上で総務部長。坊さんの世界では、40・50才は鼻たれ小僧。60になってやっと一人前の仲間」と、妙に感心したりして。

 境内は本堂前を始め、いよいよ穴だらけ。幅50センチほど、深さ1メートルほどの溝が本堂前を遠慮なく突っ切り、今や全長50メートル以上。そこに消火栓に水を送る直径20センチの送水管を埋める作業が続いています。


白いのがナンジャモンジャの花

 いま埋設しているのは大分の工場から陸送されてきた樹脂製のもので、いくらでも長いものが造れることから、離島などに水を送ったりするのにも使われるとか。
 境内に運ばれてきたのは20メートル巻ほどだったものの、トラックの荷台でとぐろを巻いた管の輪が大きく、総門を通り抜けるのもソロリソロリ。
 来週は、まだまだ穴が増えます。ご注意を!

 さて、ナンジャモンジャの花が咲きました。
 ナンジャモンジャは本名ヒトツバタゴ。名前がわからなかったために、「ナンジャモンジャ」と呼ばれるようになったそうで、愛知県・岐阜県・対馬にだけ自生するモクセイ科の落葉高木。高さは20メートルにもなるそうです。
 対馬最北端の漁港・鰐浦の群落は有名で、花の時期には時ならぬ雪かと思うほどとか。また、海面を真っ白に照らしだす様子から、土地の人は「ウミテラシ」と呼んでいるということです。
 今年の開花は去年より2〜3日ほど遅め。ツツジも1週間ほど遅れ気味でした。

 この次に咲くのは、菖蒲や紫陽花かな?