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今日の真如堂?



今が盛りのサンシュユの花
 今日は快晴。風はちょっと肌寒いものの、日ざしはすっかり春。桜の花芽も急に大きくなるかなぁ。
 サンシュユは今が盛り。本堂裏の薬師堂は黄色いサンシュユの花に囲まれた様子。

 この薬師堂にまつられている石の薬師如来像には不思議な縁起があります。
平安遷都の頃、大地より光沢のある蓮華のつぼみに似た大きな石が涌出したといいます。桓武天皇が、その石の上にお堂を建立され、石の頭で彫った薬師如来を安置されたところ、禁中では数々の奇端が起こったといいます。
 時が下り、正親町天皇(1557〜1585在位)は、今出川内府に命じ、真如堂の僧全海に命じて、この石薬師を本尊としてまつらせました。当時、真如堂は寺町今出川南の公家屋敷の中にありましたが、元禄年間の移転に伴い、石薬師も他の堂宇と共に現在地に移されました。
 旧地には今も「真如堂前町」「真如堂突抜町」「石薬師通」などの地名・通り名、また御所東北の門「石薬師門」の名が残っています。
 どうです、すごい仏さまでしょう。お薬師さまは、病を治してくださる仏さまとして信仰されています。サンシュユの実も薬用になるとか…。本堂裏は、真如堂の健康ゾーン?

わかります? 鳩がいるのが


 三重塔の下を歩いていると、小枝がたくさん落ちていました。見上げると、塔の軒裏に鳩が1羽。どうやら巣作りをしている様子。今、繁殖の時期なのでしょうか?
 小枝が下に落ちているのから推測すると、巣がカラスに襲われて壊れたのかな? 卵は食べられ、親鳩が呆然としているのでしょうか?
 カラスはよく鳩の巣を襲います。せっかく温めていた卵だったでしょうに…。これも自然の摂理ですよね。

 今日は新年度。新しい生活をお始めになる方もおられるでしょうね。ワクワク、ドキドキでしょうね。頑張って!
 次回は満開の桜の写真かな? 来週の土曜日は、お釈迦様の誕生日、花祭りですね。