2/5版
立春の日差しに咲く紅梅 |
昨日は立春。気のせいでしょうか、今日は過ごしやすい穏やかな日になりました。
節分の頃は雪が積もったりすることが多いのですが、今年はそういうこともなく、覚悟していた身には何となく拍子抜け。
市街では、投票を明日に控えた市長選のために「最後の一声」をまき散らす車が縦横に走り回っている様子ですが、境内までは聞こえてきません。
季節は遅々として進みませんが、自坊の前庭の紅梅は今を盛りと咲いています。白梅はまだまだ蕾堅し。やはり3月の声を聞かないと、木々は目立った動きを見せないのでしょうか?
日も少しずつ長くなり、冬は過ぎつつある実感が伝わってきますね。
明日2月6日は前貫主の1周忌。寒い中、走り回っていたのは、まだつい昨年のことなのですね。
1週間で見違えるようになってきた参道 |
三重塔南側の参道を修復する工事は、順調に進んでいます。
昨日は、晴れたかと思えば、みぞれが降り、雨にかわり、また日が差すというめまぐるしいお天気で、石屋さんも植木屋さんも、雨宿りしたり、仕事をしたり。でも、今日はホントにいい作業日より。おかげでご覧のようにずいぶん立派な参道がお目見えしてきました。
この参道は、ボクが子供の頃、戸車を取り付けた自製カートで遊び倒し、それからコンクリートが浮いてめくれだし?…でもないのですが、本当にボロボロでした。気がついたらコンクリートを練っては補修してきましたが、もうそれも追いつかないほどでした。
この工事をしている石屋さんは、石屋さんには打ってつけの「堅い」人柄。仕事に妥協はないし、それゆえに信頼して任せることができる人。
これから何十年、いや何百年か、墓参や散策、デート、老若男女、いろいろな人の足下を支えてくれるでしょうね。
しばらくは、あまりにも白々していますが、そのうち落ち着いてくるでしょう。
本堂のための防災工事がそろそろ始まります。
250トンもの防火用水を蓄える地下水槽と本堂周りに放水銃を6カ所設置し、消防ポンプも更新する大工事です。10日には入札。一応、今年度の工事なので、すぐに着工になるでしょう。
また、境内が穴だらけです。
真如堂のメニューに「懺悔(さんげ)の部屋」を追加しました。当面、試運転です。