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ロウバイの花。いい香りがします |
お正月から1週間以上が過ぎました。お屠蘇気分は抜けていますか?
本当に暖かいお正月で、一昨日などは4月の気温とか。昔はおせち料理がいたむと心配したものですが、今はそれほど多くのおせちを作る家も少なく、お餅もパックでカビも生えず、変なものですが何となくお正月らしさが一つなくなったような感じもします。
7日、七日正月の法要の後、真如堂一山の僧侶10人で、七草粥を食べました。
明治の記録を見て昨年から復活した習わしですが、作るのはボク。7時からの法要で、終わって食べるのは8時頃。前夜から粥を仕込み、朝からもう一焚きして、法要中はホットプレートで保温。七草はサッと茹でて別にしておき、食べていただく前に混ぜました。お陰で、緑鮮やかな粥ができ、清々しい気分でした。誰も「美味しい」とは言ってくれませんでしたが。
こういう季節ごとのイベントも生活のリズムとして大切にしたいと思いますね。
水 仙。こっちもいい香り |
境内は殺風景なまま。3月頃まではあまり動きがなく、このページの更新に苦労します。
咲いているのは、サザンカ、椿、ロウバイ。南天や千両の赤もきれいです。片隅では水仙が正月頃から咲き出しています。目を路傍に転じると、スミレなども花を咲かせています。
もみじの枝にはまだ枯れ葉がいっぱい。春までにすべて落として、新しい葉と交代しないと。
昨日は、聖護院の修験者たちが寒中托鉢に来山。14日までの間に6000軒を托鉢して廻るとか。
「今年は暖かくて楽ですね」と言うと、「もうちょっと寒くないと、物見遊山みたいで…」とこぼしておられました。
その折の写真、いいのが撮れたのですが、デジカメのトラブルで消滅。逃した魚は大きかった…。
お天気も明日は荒れるみたいですね。
お風邪を召されませんように。