元三大師観音籤(がんざんだいし かんのんせん)
観音籤は もろこしに相伝えて 観世音菩薩の化身つくらせ給う偈頌なりといえり |
元三大師良源は10世紀に活躍した比叡山の高僧です。沈滞期の比叡山にあって、第18代天台座主として、堂舎の復興整備、経済的基盤の確立、学問の奨励、綱紀粛正など、比叡山中興の事業を完遂し、恵心僧都源信など多くの名僧を育てました。また、霊験談や説話類も多く、篤い民間信仰を集めてきました。 おみくじをひいて、【大吉】などの吉札が出ても慢心することなく、かえって心を引き締め、【凶】札が出たときは一層身を慎み、正道をゆくように心がけてください。 お寺や神社でおみくじを引いて凶札が出た時は、利き腕と反対の手で木の枝などにその札を結びます。それは、利き手と反対の手でみくじを結ぶという困難な行いすなわち「行(ぎょう)」をして転禍為福とするためです。 |