11/11版
今日の真如堂?


 境内の紅葉もかなり進んできました。
 一見するときれいなのですが、よく見ると木によっては葉が枯れてきています。京都だけでなく、信州などで見た、紅葉せずに枯れて落ちる様子とよく似ています。今まででもそういうことは時々ありましたが、今年は何か変ですねぇ。
 京都は10月に例年の1割しか雨が降っていません。そういうことも影響しているのでしょうか?
 “花の木”も、木のてっぺんが真っ赤、その下が黄色〜緑色という美しい染め分け方ではなく、今年は急に黄変し赤くなった感じ。銀杏なども1〜2日で真黄色になった感じ。
 でも、これは私のようにそこに住んでいて毎日見ている者が感じることであって、紅葉見物にひょこっと来られた方には、「こんなものかなぁ」という感じでしょう。確かにきれいなのはきれいですから…。どうも歯切れの悪い説明ですが、私自身も「何かおかしいなぁ…」程度ですから、上手く説明できません。
 これからもっと冷え込んでくれば、もっときれいになるかも知れません。
 境内はかなり人の数が増えてきました。京都市内でも土日は車が渋滞し、大原や嵯峨野・嵐山は大渋滞の様相です。
 できれば、平日の早朝か夕方などにお越しになることをおすすめします。人も少なく、紅葉も一番いいですから。

 苦沙彌の自坊 吉祥院でも、この頃になると菊を皆さんに見ていただくように展示します。これは住職(私の師匠)が30年来やっていることで、11/15のお十夜の頃、一番見頃を迎えるように手入れしています。
 菊づくりは1年を通して大変な作業です(私はまったく手伝いませんが)。
 紅葉見物ついでにご覧下さい。