10/3版
 少し赤みを増してきた花の木 |
今日は久々の晴天。本当に梅雨のようなお天気が続きましたね。でも、「カラッとした」という表現はまだ似合わない、結構蒸し暑いお天気です。
お坊さんの衣も、10/1で冬衣に更衣。羽二重やウールなどを来ていると、汗だくになります。先日も、大般若転読会という動きのある法要をしましたが、大変でしたよ。
さて、そうはいっても境内は日毎に秋色を増してきました。もみじやカエデも少し葉先が赤色を帯びてきました。ただ、これは8月の雨が少なかく、葉が焼けているということも考えられますので、
紅葉の兆しと考えるのはまだ早いように思います。
そうそう、今朝歩いていると、金木犀の匂いがしてきました。まだつぼみですが、プーンといい香りが漂って、「ここにいるぞ」と存在を誇示しているようでした。
京都市内を車で走っていると、桜の花があちらこちらで咲いているのを見かけます。春ほど元気はありませんが、1輪2輪といった程度ではなく、全部の枝に花をつけています。季節を間違っているようです。
 齋藤真成 師 |
10/1付で真如堂のトップである貫主(かんす)が交代しました。
真如堂の新しい顔、第53世貫主に就任されたのは、齋藤真成(さいとう しんじょう)師です。
画家としても名前が知られている方で、「仏教」を匂わせる絵がヨーロッパなどでも好評だそうです。
 「行者の家」 1984 |
齋藤真成師プロフィール
洋画家;僧侶。真如堂東陽院(天台宗)住職(30世);元・京都教育大学教授。大正6年6月5日生まれ。龍谷大学文学部仏教学科〔昭和15年〕卒。
大正9年から京都に住む。大学を卒業して一年後に徴兵。敗戦と同時
に真如堂に戻り、塔頭・東陽院住職に抜擢される。
住職の傍ら絵を描
き、昭和27年から行動美術協会会員。36年渡欧。40〜45年京
都教育大学教授。成安女子短期大学講師もつとめる。“子どものよう
に”描いた作品「行者の家」「黄色の風景」などがある。ニューヨー
ク、ベルギー、パリなどで個展を開く。
京都市文化功労者〔昭和63年〕、龍谷賞(第4回)〔平成5年〕、京都美術文化賞(第10回)〔平成9年〕受賞。(情報提供者:日外アソシエーツ)