9/13版
今日の真如堂?

 前回の更新で、「彼岸花はまだ」と書いたそのすぐ後、9〜10日頃、彼岸花がいっせいに咲き始めました。それはホントに急なことで、朝咲いてなかったのが昼から見たら咲いていたといった具合でした。
 毒があるとか、家に持って入ったら火事になるとか、あまり良いように言われないことも多いこの花。植物図鑑によると「ヒガンバナ科ヒガンバナ属」。スイセンが「ヒガンバナ科スイセン属」ですって。彼岸花とスイセン、あまり似ていないように思いますが…。ボクはスイセンの方が好きだなぁ…。
 彼岸花は中国渡来のものらしいです。

外に向かう細い管が繊細。下は蕾


 今年は本当に秋が早いですね。
 夏以降、雨が平年の1割程度?しか降っていないとか、境内の木々はかなり弱っています。少し痛んでいた茶店前の大きな松は、いよいよダメのようです。ここ20年ほどで、境内の松はほとんど枯れました。松食い虫が原因のようですが、それを繁殖させる誘因があるのでしょう。環境汚染でしょうか? 新幹線などの車窓から見ても、松枯れのために茶色に見える山もありますものねぇ。

 萩がこの1週間でパッと咲き出しました。
 可哀想に、お月見の頃になると、花泥棒の餌食になります。
 紅葉の頃には刈り込んでしまいますが、本堂の右横とか、三重塔の南側など、きれいですよ。でも、今年は剪定に失敗してボサボサ。ちょっと格好悪い。


 来週はもうお彼岸ですね。

 お彼岸が終われば、秋はどんどん加速します。境内もシックな色に模様替えです。
 そういえば、椎(しい)の実も落ち始めましたよ。